読書日記

  大事なのは方向性

 PHP3月号の特集は『歩きだそう 行動すれば、道はひらける』。
 ひろさちやさん(宗教評論家)は、
 そうです。歩き出さなければ、問題は解決できません。まずは一歩を踏み出すことです。
 しかし、大事なことは、方向性です。
 どちらの方向に向かって歩きだすか。逆方向に向かって進めば、問題解決からますます遠ざかります。それならじっと立ち止まっていたほうがまだましです。
 自分が何もしなければ、解決しない問題が多いでしょう。(中には、時が解決してくれたり自然解消する問題もありますが、それには相当の時間が必要でしょう)
 解決するためには、まずは歩き出すことからです。

 ただし、間違った方向に進めば、問題は解決せず、むしろ問題が大きくなったり新たな問題が発生したりすることにもなりかねません。
 まずは、どういう方向に進めばいいかを判断することが大事なのでしょう。
 たとえば、人間関係の問題の場合には、相手を変えようとするか、自分を変えようとするか。そして、自分を変えるのなら、「関係を良くしよう」と努力するか、「それなりにつきあおう」と心がけるか、「(多少関係が悪くても)このままでもいいか」と考え何もしない(で、その分の時間とエネルギーを幸せになれることに使う)か。

 また、問題への対応の方針を決めることができるといいでしょう。
 たとえば、「その事・その問題は、考えないようにしよう」(できるだけ問題化しない)と考えるか、「動いて解決を目指そう」と考えるか、「じっくりと考えて解決を目指そう」と考えるか。
 方針がはっきりしていれば、それに沿った考え方や努力もしやすいでしょう。

 問題解決の方向性がわかっているのなら、その方に向かって歩きだせばいいのです。
 そうでない場合には、無闇に動かないほうがいいのかもしれません。



   

次の日の日記

最新の日記

歩きだそう

ホームページ