読書日記

  五感の悦び

 『幸せになるための罪深き7つの知恵』(ロジャー・フーズデン)より、
1つめの知恵「五感の悦びに震えましょう」

 味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚。五感は、私たち人間の中に「世界」が流れ込み、体内をくぐって流れ出ていくための門のようなもの。その門を大きく開けば開くほど、「肉体で生きる生命」にしかあり得ない快感をより完全に知ることができます。

 快感は、まさにいまという瞬間にも、私たちの横を通り過ぎようとしています。その快感を堪能するには、全てを詰め込もうと焦るのではなく、速度を落とすこと。
 大事なのは、どんなことも見逃さないように、ちゃんとその場にいることです。
 幸せになるためには、幸せを感じることが肝心です。
 快感幸福感の一種です。
 そして、自分のまわりにある“いいもの”に気づく門が五感なのでしょう。
 五感を働かせることで快感を得た際に、「いいなぁ」「幸せだなぁ」と思えると、より確かな幸福感を感じることができます。
 また、五感を通じて刺激することで、脳は幸せを感じやすくなるそうです。

 ところが、五感が働いていないと“いいもの”に気づけません。
 五感が働かないのは、心が急いだり余計なことを考えていて、「今、ここ」に心がないからでしょう。

 『心ここに在らざれば、視れども見えず、
  聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず

 また、その人の五感の能力にもよるでしょう。五感を磨くことが幸せになる方法の一つなのだと思います。



   

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