読書日記

  心の整理学

 PHP12月号の特集は『イライラ・モヤモヤがなくなる 気持ちの整理術』。
 加藤諦三さん(早稲田大学名誉教授)は、
 いつも悩んでいる人は根本の問題を整理しようとしていない。
 心が整理されていない人には軸がない。大切なものがない。優先順位がない。

 心の整理学とは、自分はこの人達とは時間とエネルギーをかけても付き合う。この人達とは社会的な儀礼の程度。この人達とは出来るだけ接しないというように人間関係を整理することである。
 重大な問題はできるだけ整理して考えることが、心(気持ち)を落ちつけ、いい対応にもつながるのだと思います。
 悩んでしまった時には、はじめにその問題への対応の方針を決めることができるようになれるといいでしょう。
 ほとんどの問題は、次の3つの中から対応の方針を選べるでしょう。
1.「その事・その問題は、考えないようにしよう」(問題化しない
2.「動いて解決を目指そう
3.「じっくりと考えて解決を目指そう
 方針がはっきりすれば、それに沿った考え方もしやすいでしょう。

 また、各問題についてもまず方針を決めたほうがいいこともあるでしょう。
 たとえば、人間関係の問題では、相手によって、「この人とは今よりも関係を良くしたい」と考えるか、「この人とはそれなりに付き合えばいい」と考えるか、多少関係が悪くても「この人と(の関係)はこのままでもいい」と考えるかです。
 うまくいかない人づきあいをただ悩んでいるよりも、相手とのつきあい方の方針を明確にし(そのための努力を考え)たほうが、気もちがラクになれるのではないかと思います。

 生きる上でも自分の生き方の方針を決められるといいのではないでしょうか。

 方針を決める際に大事なのは、自分が大切にしたいもの(事・人・物)は何かでしょう。
 それがわかっていれば、それを優先する選択をすればいいのです。
 大切にしたいものの一つとして、自分の気持ちを含めることが、気持ちの整理にも役立つのではないでしょうか。



   

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