読書日記

  歩く瞑想法

 『人生を100%活かす』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 心の休息をとるためには、どんな方法がいいのでしょうか。心はさまざまなはたらきをしていますが、そのもっとも主な機能は思考することでから、すべての概念、理屈、思考をとにかくストップさせることが必要です。
 仏教では心の思考をストップさせる方法として、歩行禅ともいうべき「歩く瞑想法」の実践を勧めます。
 毎日30分ぐらい、散歩をする要領で歩行瞑想をしてみましょう。
 人間は歩きながらでも心は勝手に妄想、思考しますから、その思考を止めるためには、歩いている自分を一つひとつ認識していく方法をとるのです。
 ふだんの生活で心が疲れがちな人は、心の休息が必要なのかもしれません。
 心を休ませるために、心の動きを止めるためには、思考をストップできるといいのでしょう。

 歩くことは、身体の健康だけでなく、心の健康にもいいと思います。(心が沈んだ時には歩く歩くことは「静止」スローライフの第一歩
 「歩く瞑想法」では、歩く最中に思考をストップさせるために、体(の部分)の一つ一つの動作に意識を集中させればいいそうです。

 ただし、思考を完全にストップする“無念無想”はふつうの人には難しいことだと思います。
 目の前に見える一つ一つのものに集中することで、余計なこと(悩ましいこと/苦しいこと/不幸なことなど)をできるだけ考えないようにできればいいのではないでしょうか。
 また、ハッピー・ウォーキングで幸せを感じられれば、心の栄養にもなるのではないかと思います。



   

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