読書日記

  人間は平等

 『人生を100%活かす』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 人間はまったく平等なのですから、そういう意味からいっても劣等感や優越感など何の意味もないことを知るべきです。そこに早く気がつくべきなのです。
 人間には、否、人間だけではなく生きとし生けるものすべてにはそれなりの才能、能力があって、それらが平等に機能することによってこの宇宙は成り立っているのです。

 我々も自分のため、家族のため、会社のため、社会のためにしなくてはならない自分に与えられた役目を、あるいは自分の立場における義務を明るく素直に実行すれば、それでいいのです。
 人間の能力や所有物や境遇には違いがありますが、一面(数面)だけで人間の価値を決めることはできないのでしょう。
 人間(動物)には、それぞれに違う能力があってそれを働かせて生きているのであって、それがすべて集まって社会や宇宙が成り立っているのです。

 個々の能力の優劣はあったとしても、人間としての優劣をつけることはできないのだと思います。
 そもそも比較は不幸になる考え方です。
 ですから、劣等感をもつことはないし、優越感を誇るのは未熟なことなのではないでしょうか。

 大事なのは、自分が生きる上で大切にするもの(自分・家族・会社・社会など)を自覚し、そのために自分ができること(役目)をちゃんとやっていればいいのです。それを明るく楽しんでできると、なおいいのでしょう。



   

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