読書日記

  自分の欲と相手の不安

 PHP4月号の特集は『心地よい人間関係のつくり方』。
 春風亭小朝さん(落語家)は、
 人間関係で疲れている人、多いですよね。
 結論からいえば、自分の欲を捨てる、相手の不安を考えてあげる。このふたつを心に留めおくと、かなりラクになれますよ。
 自分の幸不幸は人間関係に一番左右されている、という人は多いのではないでしょうか。
 幸せになるためには、あまり人間関係で不幸にならないようになれるといいでしょう。
 できれば、人間関係で幸せを感じられるようになれたら、なおいいでしょう。

 人間関係で悩んでしまうのは、「関係を良くしたい」「うまくつきあいたい」「人に悪く思われたくない」「人から良く思われたい」というような欲がある(望みが強すぎる)からかもしれません。何も望まなければそんなに苦しまなくてすむのではないでしょうか。
 たとえば、多少関係が悪い相手がいても「このままでもいいか」、人づきあいが「ヘタでもいい」、人に「どう思われてもいい。どう思うかは相手の問題」などと。

 人にイライラしたり、人が「○○してくれない」と不満に思うのも、相手に何かを期待しているからでしょう。それはそういう欲があるということでしょう。「人は人で(そのままで)いい」「してくれないのは当たり前」と考えられるとラクになるでしょう。
 また、人間関係で疲れるのは気を遣いすぎなのかもしれません。それも何らかの欲が強すぎるのでしょう。ちょっと心の力を抜いて適当に気を遣えるといいのではないでしょうか。

 人間関係の悩みには相手にも何かしら問題があるのでしょう。
 相手には何か不安があるのではないか、何か悩みがあるのではないか、何か問題を抱えているのではないか、などとちょっとでも考えられると、相手への対応も変わってくるでしょう。それは相手にも伝わり、相手も変わり、関係も変わるということもあると思います。
 また、人の気もちを考えることが問題解決のヒントになることもあるでしょう。

 自分の欲は自分の心の問題で、相手の不安や悩みは相手の心の問題です。
 人間関係の悩みの場合には、自分の心と相手の心をよく考えてみることが大事なのではないでしょうか。



   

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