人の気もちを考える
もし、その問題に人が関わっているのなら、その人の気もちを考えてみることが問題解決のヒントになることがよくあります。
独善的な考えや自分勝手な考えは、人の感情を害し、感情の問題を生んでしまうことがあります。
「こうしたら相手はどう思うだろう?」「こう言ったら相手はどう感じるだろう?」などと考えてみればいいのです。
人は感情で動くことが多いのです。
言い方をちょっと工夫するだけでも相手の感じ方・対応のしかたが変わることがよくあります。たとえば、人に何かを頼む時に命令口調で言うのとお願いするのとでは違います。
また、やり方や手順を間違えると、よく言われる「ボタンの掛け違い」のような感情の問題が長く続くことになってしまう場合もあります。
人間関係の問題では、人の気もちが少しでも考えられるのと、ぜんぜん考えられないのとでは、大きな違いだと思います。
と言っても、人の心はわかりません。
人の気もちを考えすぎるのもよくありません。
相手の気もちをある程度思いやったのなら、それでいいと思います。
相手に対する悪意が自分にないのなら、誤解を恐れなくていいでしょう。誤解するのは相手の問題ですし、誤解は解くことが可能だと思います。
人の気もちを考えてみることは、自己中心的な偏った考えをしないようにし、現実的な問題の解決を考えるために役立つことがあるでしょう。