読書日記

　　目標の力

　『自分が変わればまわりが変わる』（ジェームズ・アレン）より、
　「目標」は、考えを高め集中させます。
　目標は、あれこれと分散されて有効に活かせない心のエネルギーを結集させて、一つの大きなパワーに変えるのです。
　目標に視点を定めた心からは、価値のない思いや、役に立たない考えは姿を消し、達成に向かう決意が、勝利を目指す無敵の力になります。
　明確な目標があれば、その達成に向けて、思考と行動を集中することができます。それによって、それなりに大きな幸せを得ることが期待できます。
　何も目標がないと、なんとなく過ごすことになり、自分のエネルギーと時間がもったいないのではないでしょうか。

　ただし、自分に合った達成可能な目標をもつことが肝心です。
　いろんな目標があるはずです。
　一般的な目標達成以外にも、「この悩みが解消できたらいいな」「もっとラクになれたらいいな」のような問題解決の目標も、「強くなろう」「明るくなりたい」のような自分を変える目標もあります。
　「気分よく生活しよう」「幸福に暮らそう」のような生活目標や「自分を育てよう」のような人生目標もあります。

　自分の夢や目標に向かって夢中になれる人は、不幸になるような余計なことを考えずにすむ、ということもあります。
　小さいことに“くよくよ”“イライラ”するのはもったいない、こんなことを考えるより目標に向かって少しでも前進しよう、などと考えることもできるでしょう。
　同様な考え方に、「人を幸せにすることで、自分の不幸を忘れよう」があります。

　達成することによって得られる幸せ以外にも目標をもって生きる価値はあると思います。
　将来の幸せの目標をもって、努力する習慣ができれば、人生の中で価値ある幸せをいろいろ得られるようになるでしょう。
　自分の夢や目標を愉しんで生きられるようになれたら、なおいいでしょう。



　　　

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