読書日記

  幸福の主権者となる

 『自分を生かす人生』(本多静六)より、
 境遇のみでその心を支配されるような人は、たとえその境遇が改善されることがあっても、不平不満は次から次へと頭をもたげてきて、終生満足して幸福感謝に浸ることができない人である。
 要するに、幸福を自分の心で自由に成し得るならば、それは実に幸福に、難攻不落の要塞を築くもので、いわば幸福の主権者となったのである。
 できるだけ不幸にならないためには、境遇に支配されないようになれるといいでしょう。
 また、不幸になる考え方のクセのある人は、境遇が改善されても、すぐに慣れて悪いクセがでて不幸な気もちになるのではないでしょうか。

 一方、幸福を感じる習慣や感謝する習慣のような幸福になれる習慣のある人は、環境が変わっても幸福を感じられるのではないでしょうか。

 幸不幸は境遇よりもその人の心の働きによるのです。不幸になりやすい人は、環境が変わっても本人が変わらない限り、不幸になる。反対に、(自分の心の働きによって)幸福になれる人は、環境が変わっても幸福に暮らせるということです。

 『どこに行っても自分と道連れ』 ジョン・カバット・ジン

 自分の幸福を境遇に支配されることなく維持できるように、幸福習慣を身につけることで、幸福の主権者になれたらいいのではないでしょうか。



   

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自分を生かす人生』本多静六

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