読書日記

  自分の価値観

 『幸せ上手』(渡辺淳一)より、
 自分は何を大切に思うか、それがその人の価値観です。価値基準を決めるのは、世間や評論家ではありません。
 心の中にある自分の完成に耳を澄ませば、自分にとっての「好き」が自然に分かってきます。そして自分の価値観が分かっていれば、概念に捉われることなく、どんなことがあろうと自然体でいられるのです。
 そしてそこから、大きな幸せをたぐり寄せることが可能になるのです。
 幸せになるためには、自分の幸せを分かっていることが必要です。
 自分の幸せを決めるのは、自分の心以外にはありません。自分の心が幸せを感じる(であろう)ことが肝心です。それを見つける大きなヒントが「好き」という心です。さらに、自分の好きなことを広げたり深めたりすることによって、大きな幸せにつながることもあるでしょう。

 自分の心を大切にしていくことが、自分なりの価値観をもつことにつながり、自分をもつことになるのだと思います。
 自分をしっかりともっていれば、人の目や世間体などに捉われることなく、自分らしくいられるのではないでしょうか。

  『人はおのれの好むものを得てこそ幸福であるが、
   他の人々が好ましいと思うものを得たとて幸福ではない』 ラ・ロシュフーコー

 自分にとって本当に大切なものを知り、それらを大切に生きることで、「自分の生き方はこれでいい」と思えるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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幸せ上手』渡辺淳一

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