読書日記

  心を立て直して考え直す

 『自分を育てる』(高橋和巳)より、
 何か嫌なことがあって心が暗く沈んだら、体を変えることによって明るさをつくりだせばよい。明るい気持ちで振り返ってみれば、嫌な出来事は意味を変えるであろう。暗い気持ちに固執してもあまり得なことはない。気持ちを切り替えてしまったほうがよい。

 嫌な問題をかかえて気持ちが沈んでしまっているときには、一晩ぐっすり眠って翌朝考え直せばよい。これは、私たちの生活の知恵である。一晩眠って体の健康を取りもどし、心を立て直すのである。私たちは長い人生の経験から体の調子が心に大きな影響を与えていることを知っている。
 心が沈んでいるときには、物事を悪く受けとめやすくなります。
 体にいいことや心にいいこと(気分転換法)をして、少しでも明るい気持ちになってから嫌な出来事を考え直してみれば、それほど悪くは感じないことがあるでしょう。
 いつでも物事をいいように受けとめられるようになると、なおいいでしょう。

 心が沈んでいるときには、いい考えができなくなり悪い考えをしやくなります。
 そういう場合には、「あとで考えよう」「(一度寝てから)明日考え直そう」などと休み休み考えられるようになるといいでしょう。寝ると記憶が整理されるというメリットもあるそうです。

 悩みや問題があってもそれなりに幸せに暮らせるようになれるといいのではないでしょうか。
 そのためには、重大な問題は落ちついてじっくり考え問題と関わらない時を幸せに過ごせるようになれるといいでしょう。
 大きな悩みをかかえているときこそ、心身の健康をキープし、少しでも生活を楽しめるように心がけることが大事なのだと思います。



   

次の日の日記

自分を育てる』高橋和巳

ホームページ