しあわせ日記

12月17日(日) 寝ると記憶が整理される

 『海馬』(池谷裕二・糸井重里)より、
 睡眠は、「きちんと整理整頓できた情報をしっかりと記憶しよう」という、取捨選択の重要なプロセスなのです。
 眠らないということは、海馬に情報を整理する猶予を与えないことになります。
 「脳は疲れない」からと言って、身体の健康のために寝ないわけにはいきません。
 それに、眠っている間にも、脳(海馬)は情報を整理して記憶するという大事な仕事をしているということです。

 次のようなことを経験したことがないでしょうか。
・難しい問題で懸命に考えても答えが出なかったのに、一晩寝てから考えたら、答えがすぐに出てきた。
・長い間探し続けてきたアイデアが、寝ているうち、もしくは朝、突然浮かんできた。
・すごく迷っていたのに、寝て起きたら、心が決まっていた。
・きのう悩んでいたことが、次の朝には大したことではない(小さいこと)と思えた。
・眠ったことにより、感情が落ちついて、冷静に考えられるようになった。

 このようなことは、眠っている間の脳の働きによるものかもしれません。
 アイデアが作られる過程の「3.孵化段階」に当たるのではないかと思います。

 何かに悩んだ時、緊急性がない場合には、「あとで考えよう」「(一度寝てから)明日考えよう」などと考えられるようになると、悩む時間を減らすだけでなく、あせって悪い答えを出さずに、落ちついていい答えを出せるようになれるのではないでしょうか。

 脳の(無意識の)働きをうまく使うためにも、「休み休み考える」ことができるようになれたら、と思います。



   

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