読書日記
へこたれない
PHP11月号の特別企画は『元気をくれる「言葉の贈り物」』。
鎌田實さん(医師)は、
ぼくは『へこたれない』という本の中に、5つのキーワードを提示しました。
「恐れすぎないこと」「悩みすぎないこと」「おたおたしないこと」「欲張りすぎないこと」そして「へこたれないこと」。
これさえあれば、人は生きていくことができるような気がする。
何かを恐れすぎて思うようにできないことがあります。
うまくいかないことや困難を恐れて新しいことを始められない、人がどう思うか・人に何と言われるかを恐れてやりたいことができない、失敗を恐れすぎて自分の夢や目標がもてない、失恋で傷つくことを恐れて恋愛に消極的になっている、人間関係のトラブルを恐れすぎて親しい人づきあいができない、・・・。
「恐れすぎない」ためには、「□□(恐れているもの)を覚悟しよう」と考えられるといいでしょう。
たとえば、「この程度の犠牲は覚悟しよう」「ある程度の困難があるのは当たり前」「悪い結果になったらその時はその時」などと考えられれば、行動を決断できるのではないでしょうか。
「悩みすぎない」ためには、「考えすぎない」ようにするか、考えても「苦しみすぎない」ようにするか、できるといいのでしょう。
「おたおたしない」ためには、自分の感情をコントロールするように心がけるしかないと思います。
幸せになる考え方を心がければ、ある程度感情をコントロールすることはできると思います。
自分の心を支える言葉や自分を励ます言葉など、自分の心に効く言葉を自分にかけられるといいでしょう。
「欲張りすぎない」ためには、まず、自分の求めすぎに気づけるようになることが大事でしょう。
自分が、イヤな気もちになったりつらくなったりした時には、「何かを求めすぎ?」と自問してみると、何かに気づけることがあると思います。結果の求めすぎ、人に求めすぎ、自分に求めすぎ、頑張りすぎ、何かにこだわりすぎ、・・・など。
「自分はこういう気もちが強すぎるんだ」ということが自覚できれば、「あぁ、またやってる」などと気づけ、「欲張りすぎないようにしよう」「求めすぎはやめよう」などと考えられるのではないでしょうか。
「へこたれない」ためには、悪い事があっても落ち込まないように心がけ、前向きに考えて(幸せになる)努力を続けられるといいのでしょう。
本当に強い人とは、へこたれない、メゲない、心が折れないというような人ではないかと思います。
このようなことが実践できるようになれば、人生の荒波も乗り越えていけるのではないでしょうか。
と言っても、急にできることではありません。「一つ、一つ」「少しずつ」幸せになる考え方を身につけていけたらいいのだと思います。