読書日記

  ノートをつける

 『ダ・ヴィンチ 7つの法則』(マイケル・J・ゲルブ)より、
 レオナルド・ダ・ヴィンチはいつもノートを持ち歩いて、アイディアや印象、観察したことを書きとめていた。
 彼の手記(現存しているものだけで約7000ページ)には、ジョークや小話、観察した事柄、尊敬する学者の考え、個人的な金銭の記録、手紙、家庭の問題についての反省、哲学的な思索や予言、発明の計画、解剖の取り決め、植物学、地質学、飛行装置、水、絵画などについていろいろ書き記されている。

 あなたもダ・ヴィンチのようにノートや日記をつけることで好奇心を養うことができる。
 人は日々刻々、いろんなことを考えています。でも、ほとんどのことは忘れてしまいます。
 せっかく思いついたアイディア、経験したことや気づいたこと、知ったことや学んだこと、思索の結果生まれた考えなども、忘れてしまえば無かったのと同じです。そういう人が、進歩のない人、学ばない人、成長がない人になってしまうのではないでしょうか。

 ノートに書いておくことで、忘れずに、後に生かすことができます。
 一つのテーマを書きながら継続して深く考えることができます。
 書き残されたものが誰かの役に立つことだってあるかもしれません。

 文章を書く作家のみならず、実業家、芸術家、スポーツ選手、芸能人など、各分野で活躍している多くの人がノートや日記をつけていることを、本やテレビ番組などで目にします。
 ノートを利用することで、過去の経験を今後に生かす習慣をつくれば、きっといい結果が期待できるのではないでしょうか。

 幸せになるためにも、ノートをつける方法は有効だと思います。
 自分が経験や本や人から学んだこと(幸せのヒントや方法)を書き記し、自分の生活・人生に生かす工夫ができるといいでしょう。
 自分の悩みや問題を紙に書いて考えることで、問題解決が早くなるとともに、その中から学べることも増えるでしょう。
 日記のように自分の行動や感情・気分や考えを書きだすことで、自分を知ることができます。その中の問題点を改善することで考え方行動をいいほうに変えていくことができると、なおいいでしょう。

 自らの好奇心と向上心を生かせるようになるために、(特定の分野だけでも)ノートをつけることを習慣にできるといいのではないでしょうか。



   

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