読書日記

  怠惰と欲求

 『「思い」が現実をつくる』(ジェームズ・アレン)より、
 最初のレッスンのチェックは、(1)怠惰な心の癖、(2)欲求を管理できない癖の2つです。
 やるべきことを、いつも後回しにしていませんか?
 自分によくないことと知りながら、欲求をコントロールできずにいませんか?
 これは、人生の目的や生きている意味が、自分の中にないまま、漠然とした無気力な心で生きている兆候です。
 まず、こうした生活を変えていかなければ、いきいきとした人生は始まりません。
 やるべきことを怠る癖とよくないことをやってしまう癖がある人は、幸せになることは難しいでしょう。

 誰にでもやるべきことがあります。仕事とか勉強とか家事とか育児などがそうです。他にも人それぞれにいろいろあるでしょう。
 「やる気が出ない」という人は、やる気を出す工夫をしたほうがいいでしょう。
 やるべきことを怠らないようにするために、やるべきことの価値や目的を思い出すのもいいでしょう。たとえば、仕事の目的・価値目標をもって生きる価値人づきあいの目的・価値行動することの価値など。そのことは、「今の自分のため」や「将来の自分のため」や「自分の大切な人のため」などになっていることを思い出せば、そのことに対する心の姿勢が変わってくるはずです。
 また、やるべきことをイヤイヤやるのではなく、少しでも楽しむ工夫ができるといいのではないでしょうか。

 自分にとってよくないことを、ついしてしまうことはあると思います。
 たとえば、食べすぎ、飲みすぎ、テレビの見すぎ、ゲームのやりすぎ、寝すぎ、浪費、ギャンブル、考えすぎ、落ち込んでしまう、自分を傷つけるようなこと、・・・。
 このような癖があると思う人は、まず、「自分にはこういう癖がある」と自覚することだと思います。
 悪い癖がつい出てしまうのはしかたがありません。「悪い癖は早めに気づいてストップすればいい」のです。たとえば、「私にはこういう(考え方)癖がある」と自覚し、「またこの癖だ」と気づいて、そこで「やめよう」と考えられればいいのです。

 怠惰な癖や悪い癖がある人は、「自分の人生を大切にしていない」と言えるでしょう。
 そしてそれは、自分の人生の目的や生きる意味がわかっていないからかもしれません。時には、「なんのために生きるのか?」を一所懸命に考えてみるといいでしょう。
 また、自分の幸せ・生き方について考え直してみるのもいいでしょう。

 自分の悪い癖を少しでも減らし、その分の時間(やエネルギーやお金など)を自分が幸せになるために使えるようになれたら、なおいいのではないでしょうか。



   

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