読書日記

  悩みを心の真ん中には置かない

 『「悩み上手」「悩み下手」』(大野裕)より、
 上手に悩んでいるときには、決して悩みを心の真ん中には置きません。
 なるべく心の片隅のほうに置くようにします。

 下手に悩んでいるときは、それを心の真ん中に置いてしまい、そのために他のことを考えるゆとりがなくなってしまいます。
 悩み事を生活の中心にしてしまうのは、自分のためによくないでしょう。
 そのために、仕事や勉強や家事などのやるべきことがおろそかになっては、落ち込む原因になったり人に迷惑をかけたり、やがて大きな悩みを生んでしまうことにもなりかねません。
 また、悩みに心を支配されていては生活を楽しむことはできません。悩みすぎると、心身の健康を損なってしまう危険性すらあります。

 その問題を考えるときとそれ以外のときを分け、考えるときには集中して考え、やるべきことはちゃんとやり、楽しむときは大いに楽しみ、休むときにはしっかり休むことができればいいのでしょう。
 考えるとき以外に、ふと思い出してしまうこともあるでしょう。そんなときには、そういう自分に気づいて「このことはあとで(考える時間に)考えよう」「今は○○しよう」のように心を切り替えられるといいのでしょう。

 また、悩みがあって精神的につらいときこそ、楽しむ時間や心静かな時間をもつように心がけることが大事でしょう。
 それが心の栄養や休養となり、心の健康を維持し、問題対応への力にもなるのだと思います。

 悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

「悩み上手」「悩み下手」』大野裕

ホームページ