読書日記

  未来を見据えて「いま」を生きる

 『魅力ある知性をつくる24の方法』(林望)より、
 どうせこの世に生を受けて、手足を運動して生きていくからには、やっぱり死ぬときに、「ああ、これでよかった」と、安心して死にたいではないか。自己実現して死にたいではないか。

 それには、今目の前のことだけ考えていては駄目だ。
 もっとずっと先の未来を見据えて、そこから「いま」を構築して行こうじゃないか、と私は提案してみたかった。
 死ぬときに、「ああ、(この生き方で)よかった」「幸せな人生だった」と思えたらいいでしょう。
 また、そう思えるように今を生きることが大事なのでしょう。

 死ぬときに「幸せ(な人生)だった」と思えるのなら、生きている最中に「幸せだなぁ」と思えることがたくさんあるはずです。
 「幸せだなぁ」と日々何度も思えた人は、「幸せな人生だった」と確信をもって言えるのではないでしょうか。
 つまり、「幸せだなぁ」と思う習慣をつくることが、今の幸せを感じる方法であり、幸せな人生にする方法でもあるのだと思います。

 と言っても、それだけではもの足りないという人がほとんどだと思います。
 幸せはたくさんあります。そして、幸せは人それぞれです。
 自分の幸せを知り自分の幸せになる方法を一つ一つ身につけていくことも大事だと思います。

 また、「なりたい自分になる」「幸せになれる自分になる」「自分を育てる」のような人生目標を目指して努力する、自分なりの人生の目的を果たせるように努力するというような方法もいいでしょう。
 人生という長い目で考えた幸せを求めて、今できる努力を行うことが大事なのではないでしょうか。

 幸せへの道は、努力を続ける限り、少しずつ登っていけるのだと思います。
 「生涯少しずつ幸せになっていく」というのが“一番幸せな人生”なのかもしれません。



   

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