読書日記
自らを変え、成長していく
『プロ論』(B-ing編集部[編])より、
養老孟司さん(解剖学者)は、
大事なことは、これが自分の生き方だ、自分の仕事だと決めることです。好きだからでも、面白いからでも、人のためになるからでも、動機は何でもいい。
自分の好きなものを追求していくと、どんどん自分が変わる。
そして変わるということは、成長するということです。
では、変わるとどうなるのか。
楽しくてしようがなくなるんです。
何か新しいことをするとき、ドキドキワクワクするでしょう。その感覚です。
「これが自分の生き方(仕事)だ」「自分の生き方はこれでいい」と思えるといいのでしょう。
その動機は、“好き”“面白い”“人の役に立つ”・・・何でもいいのでしょう。
何でも一つのことを追求していけば、進歩するし、面白くなるし、好きになるという好循環が生まれるのではないでしょうか。
もちろんそのためには、ただやるのではなく、進歩・向上を目指して工夫を重ねることが重要でしょう。
一つのことに上達し、“一芸に秀でる”ことは、人間としての成長にもつながるのではないでしょうか。
「自分の生き方(仕事)は“これだ”」とはじめから思えるものに出合える人はめったにいないでしょう。
“これかもしれない”と思えるものがあったら、それを追求してみればいいのではないでしょうか。
いちばん大事なのは、「自分の生き方はこれでいい」と思えるように生きることだと思います。