読書日記
向上心を持って幸せの種をまき続ける
『プロ論』(B-ing編集部[編])より、
笑福亭鶴瓶さん(落語家)は、
種をまいて、花が咲くのを待つ。
もちろん、種もまかんのに花は咲かんし、水やりもちゃんと必要になりますよ。
でも、大事なことは上を目指そうという気持ちを常に持ち続けること。
いつも向上しようとしている人は、誰から見ても素敵なものなんです。
『まかぬ種子は生えぬと言うが、
我等は不幸の種子をまかず、
幸福の種子をまくように注意すべきである』 武者小路実篤
幸せになれることを考え、実践することが“幸せの種”をまくことになるのでしょう。
花が咲き、実がなるまで水をやり、育てていくことも大事でしょう。
一方、自分で“不幸の種”をまかない(不幸にならない)ようにすること、“不幸の種”が飛んできて生えたらできるだけ小さいうちに芽をつむ(問題解決する)ことも大事でしょう。
ジェームズ・アレンの「恵みの種をまく」では、まず自分の心の中に思いの種をまくことだと書かれています。
自分の不幸になる考え・思いの芽をつみ、幸せになれる考え・思いを心がけることが“幸せの実”を結ぶということです。
ただし、まいた種が咲かないことも枯れてしまうこともあります。芽が出ないことさえあるでしょう。
それでも幸せの種をまき続け、育成し続けることが大事なのでしょうか。
失敗や挫折の経験も、何かを学び、次に活かせればいいのです。
向上心を持って幸せの種まきを続けていけたらいいのでしょう。
幸せの木を育てることが上達すれば、それだけ高い確率で花を咲かせ、大きな実を結ばせることもできるようになるでしょう。
そういうことは経験の(少)ない人にはできないことです。
自分の成長とともに、幸せの果実を味わって暮らせるように少しずつなっていけたらいいのではないでしょうか。