読書日記

  社会の役に立てることと面白さ

 『プロ論』(B-ing編集部[編])より、
 今井彰さん(NHK「プロジェクトX」エグゼクティブプロデューサー)は、
 大事なことは、自分自身が面白いと思えるかどうかです。
 そして誰かの役に立てるかということ。
 それが認識できたとき、その仕事は面白いものになる。

 金もうけや出世が目的の仕事なら、実は何を選んでもいいのかもしれません。
 でも、多くの人は職業選びに悩みます。
 社会の幸せと自分の仕事が、連動しているからだと思うんです。

 社会にどう役立ちたいのかを考える。
 就いた仕事を面白がってみる。
 若い人には、ぜひそこに注目してほしいですね。
 仕事が面白いと思え、楽しんでやれたらいちばんいいのでしょう。
 もう一つのポイントは、誰かの役に立てる喜びを感じられることなのかもしれません。

 他にも仕事の幸せはいろいろあると思います。
 その中の何を大切にするかは、人それぞれでいいのでしょう。
 それがはっきりしていない人、多くを望む人は、迷いやすいでしょう。
 「自分は○○だけは大切にしたい」というのがはっきりしていれば、選択しやすいのではないでしょうか。

 仕事としてやりたいことを探す際に、人や社会の役に立てるような仕事を基準にするのもいいのではないでしょうか。

 また、仕事の方針などに迷った時には、誰の役に立ちたいか、どうしたらもっと役に立てるか、などと考えてみるのもいいのでしょう。
 そして、選んだ仕事をやる際には、面白がってやれるといいのでしょう。

 『幸せになる方法』には「幸せがって暮らす方法」というのを書きました。
 「幸せがって暮らす」ことは、偽って幸せの振りをすることではありません。実際に存在する幸せに気づくための方法です。
 「幸せがって暮らす」ことは、幸せを意識して感じる方法です。
 「幸せがって暮らす」ことが習慣になれば、より多くの時間を幸せに過ごすことができます。
 「面白がってやる」「幸せがって暮らす」、どちらもそういう心がけや工夫をすることが大事なのではないでしょうか。



   

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