それにしても現在は、あまりにも忙しすぎます。みんな何かに振りまわされ、ものごとをじっくり「観察」するゆとりもなくなっていますし、自分の内面を見つめる余裕もなくなっています。現在、時間的にすごく忙しい人はそんなには多くないような気もします。
潤いのない、ぎすぎすした多忙なだけの人生では、あまりにも寂しすぎます。自分を考え、他者を気遣うだけの心のゆとりをもちたいものです。
ゆとりは、人生の充実のためにあります。ゆとりのなかで、自分は何のために生まれてきたのか、どう生きるべきかを大いに思索すべきでしょう。
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