読書日記

  がんばる理由

 『気持ちの整理 不思議なくらい前向きになる94のヒント』(斎藤茂太)より、

 人間には、がんばる理由が必要だ。がんばる理由もないのにがんばる人はいない。
 しかし、おざなりにつくった理由では、やはり人間は動かない。人から与えられた目標ではそれほどがんばれない。
 自分の中から「どうしてもこれが欲しい」と、わきあがるものがなければ、情熱を傾け、充実することはないだろう。
 “がんばる”のはいいことです。
 でも、無理をしたりがんばり過ぎるのはよくないでしょう。少し力を抜いてがんばれればいいのでしょう。

 まったくがんばることがないのは、自分のためによくないのではないでしょうか。
 がんばれば得られる幸せ(がんばらなければ得られない幸せ)はたくさんあるはずです。
 がんばってもうまくいかないこともあるでしょう。でも、がんばればそれなりの力はつくでしょうし、失敗はいい経験にすることもできるはずです。能力や経験が増せば、得られるものは増えるでしょう。
 がんばらなければ、進歩しないだけでなく、自分を弱くし、将来の幸せの可能性を小さく・少なくしてしまうのではないでしょうか。

 がんばるためには、そのエネルギーとなる理由があったほうがいいのでしょう。
 がんばって得られるものを想うことで、幸せの予感・目標達成の魅力を感じることができるようなものならいいのではないでしょうか。
 また、自分が好きなことやりたいことなら、それもがんばる理由の一つになるでしょう。

 がんばる理由を生みやすいものとしては、夢があること、人のためになる(愛がある)こと、自分の幸せにつながることなどがあると思います。

 「自分はこれをがんばりたい」と心から思えるものがある人は、それだけでも幸せなのではないかと思います。
 幸せの目標をもって自分なりに(マイペースで)がんばることができるようになれたらいいでしょう。
 夢や目標を愉しんで生きることができたら、なおいいのではないでしょうか。



   

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