読書日記

  親としての役割

 PHP7月号の特集は『家族の幸せ、私の幸せ 親子・夫婦――心を遠ざけないヒント』。
 三浦朱門さん(作家)は、
 親の考える幸福がすなわち子供の幸福とは限りません。
 自分自身で幸せを探す力を養ってあげること。子供自身に考える力をつけてあげることが、親としての役割だと思うのです。

 では、父親がすべきことは何か。それは、人生への立ち向かい方を教えること。生きていくためには、嫌なことや辛いことにも耐えなくてはならない。
 恰好の良いことばかりじゃない。恰好の悪いことのほうが多い。その姿を隠すことなく子供に見せればいい。
 幸せは人それぞれ。親子と言えども違うのです。
 親の考える幸せを押しつけても、子供は幸せにはなれないでしょう。

 子供を幸せにするいちばんの方法は、子供自身が自分の幸せを探す力・幸せになる能力をつけてあげることだと思います。
 その中に、自分の幸せに気づく力幸せを感じる力幸せになる考え方の力夢や目標をもって生きる力人を愛する(幸せを感じる)力悩みや問題があっても幸せに暮らす力などがあるといいのではないでしょうか。

 反対に、子供を甘やかすのは子供を不幸にすることになるかもしれない、と考えたほうがいいでしょう。

 子供を育てる際には、子供の心を育てることが大事なのでしょう。
 そのためには、第一に子供自身にやらせること(親はそれを見守り、危ない時には助ける)、第二には親がいいお手本を見せることではないかと思います。
 たとえば、考える力を向上させるためには、子供に自分で考えさせることが大事なのですが、その前に親がいい考え方のお手本を見せることが大事でしょう。

 子どもの将来のために、いちばん役立つ力は自分を育てる力かもしれません。
 そのためには、「幸せになりたいのなら、『自分を育てる』ことを人生の目標にするといいよ」と子供に教え、親自身が現実に立ち向かい、少しずつ幸せに暮らせるようになっていく、いいお手本を見せることではないでしょうか。



   

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