読書日記

  その日その日を充実させて楽しんで生きる

 『20代の私をささえた言葉』(加藤諦三)より、
 大切なことは、いかに暗い日もこれを楽しんで生きるのであり、その日その日を充実させて生きることである。

 今僕のまわりにある、ありとあらゆるものが、ことごとく、しみじみと生きている幸せを僕にもたらすのだ。
 ベッドもフトンも階段を上る誰かの足跡も、通りの音も、大地の緑も、そしてこの空気も、生きていることの幸せを、生きていることの素晴らしさを僕に感じさせる。
 楽しんで生きることができたら、それなりに幸せでしょう。でも、それだけではいずれ何か疑問や不安が生じるかもしれません。
 その日その日を充実して生きることができたら、けっこう幸せでしょう。ただし、それがつらいだけでまったく楽しめない日々だとしたら、あまり幸せには思えないのではないでしょうか。

 充実感を感じるためには、自分が望む目標や目的をもち、その日にそのために努力し、一日の終わりに「今日もよくやった」と思うようにすればいいのではないかと思います。
 その努力の過程を楽しめれば、なおいいでしょう。

 もし生きる目的を「幸せを感じるため」「幸せに暮らすため」のようなものにすれば、それを達成することで幸福感も充実感も感じることもできるでしょう。それができれば、間違いなく幸せでしょう。
 「さらに幸せに暮らせるようになる」ことを目標に努力を続ければ、一生涯進歩していけると思います。幸せへの道とはそういうものだと、私は思っています。

 日常的に幸せを感じられるようになるためには、身のまわりにある小さな幸せ気づき感じられるようになることが必要でしょう。
 そして、幸せを感じた時、「幸せだなぁ。生きていてよかった」と考えられれば、生きている幸せを感じることもできるのではないでしょうか。

 充実感も含め、いろんな幸せを感じつつ、生活を楽しんで生きることができたら、とても幸せなのではないでしょうか。



   

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