大切なことは、いかに暗い日もこれを楽しんで生きるのであり、その日その日を充実させて生きることである。楽しんで生きることができたら、それなりに幸せでしょう。でも、それだけではいずれ何か疑問や不安が生じるかもしれません。
今僕のまわりにある、ありとあらゆるものが、ことごとく、しみじみと生きている幸せを僕にもたらすのだ。
ベッドもフトンも階段を上る誰かの足跡も、通りの音も、大地の緑も、そしてこの空気も、生きていることの幸せを、生きていることの素晴らしさを僕に感じさせる。
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