読書日記

  いつも心を開いていたい

 『ドロシーおばさんの大事なことに気づく』(加藤諦三)、
 「第16章 いつも心を開いていたい」より、

 開かれた心でいることは、幸せに生きるための秘訣の一つです。いつも心を開いていられれば、怒りや悩みは半減します。
 「開かれた心」とは、何かにとらわれない心です。禅で言う「無」に似ています。

 幸せなときには、自分の幸せに気がつかないと言われます。でも、「開かれた心」の人は、幸せなときに幸せだと気がつくものです。

 幸せな人は、小さなことに気がついている人です。不幸な人は大きな満足を求めて、小さなことに気がついていません。
 「開かれた心」の人は幸せであり、「閉ざされた心」の人は不幸になりがちです。
 小さな幸せにも気づけ感じられる人は、幸せでしょう。
 一つの大きな幸せにとらわれて、「○○が得られないと、幸せになれない」と思い込んでいる人は、不幸でしょう。

 今の自分の幸せになかなか気づけない人が多いのでしょう。
 歳を重ねると、「今から考えると、あの頃は幸せだった」と思えることがあると思います。
 だとしたら、その時に幸せを感じられていたら、もっと幸せだったのではないでしょうか。

 「開かれた心」の人は、今の自分の幸せに気づくことができます。
 いい感じがした時に、「いいなぁ」「楽しい」「うれしい」「ステキ」「幸せだなぁ」などと思えるようになるだけでも、今の自分の幸せを感じられるようになれるでしょう。

 「開かれた心」(とらわれない心)とは、幸せの価値を知り、余計なことを考えずに、素直に幸せを感じられる心とも言えるのではないでしょうか。



   

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