読書日記

  大事なことに気づくのは、難しいことじゃない

 『ドロシーおばさんの大事なことに気づく』(加藤諦三)、
 「第15章 大事なことに気づくのは、難しいことじゃない」より、

 考えてみれば、毎日の生活の小さなことをきちんとできないで、幸せになれるはずがありません。小さなことを続けていると、それが生きることを支える大事なことになってくるのです。

 毎日の生活をきちんとしなければいけません。人生を支える大事なこととは、毎日の食事をきちんとしなければいけないといった類いのことです。哲学を学ぶ前に、日々の生活をきちんとすることです。

 自分に正直になって気がついたことは、生きることは「当たり前」のことだということでした。
 人生は、日々の生活から成り立っています。
 生活のほとんどは、小さなことの連続です。
 幸せになるためには、日々の生活の中の小さなことを大切にすることが大事なのではないでしょうか。

 生活ですることの中には、工夫しだいで楽しめることがけっこうあると思います。
 「今を楽しもう」と心がけることが、きっと幸せな生活につながるのではないかと思います。

 人から良く思われたいなどの気もちを捨て、自分(の心)に正直に考えてみれば、自分が本当に好きなもの(事/人/物)、心から楽しめるもの、自分にとって大切なもの幸せを感じられるものなどは、今の生活の中にもある“ささやかなこと”だと気づけるのではないでしょうか。
 また、自分が望むもの(夢や愛など)を手に入れるために大事なのは、できることを心を込めてやれるようになる、というようなことではないかと思います。

 幸せになるためには、難しいことではなく、当たり前のことを、どういう心でできるかが大事なのではないでしょうか。



   

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