読書日記

  達成できるという信念と最大の敵

 『「原因」と「結果」の法則』(ジェームズ・アレン)「思いと目標」より、

 人間を目標に向かわせるパワーは、「自分はそれを達成できる」という信念から生まれます。疑いや恐れは、その信念にとって最大の敵です。
 疑いと恐れを克服することは、失敗を超越することです。それらが克服されたとき、人間の思いは強力なパワーで満ちあふれます。
 「信じれば夢は叶う」という成功法則を書いた本がたくさんあります。
 目標の達成を信じられなければ、不安な気もちになり、すぐにあきらめることになってしまうのではないでしょうか。
 あきらめずに努力を続ければ、それだけ成功に近づけるということでしょう。

 「信じられない」というのは、実際には「疑う」考えをしているのだと思います。
 疑う考えをすると不安な気もちになり、先の悪いこと(失敗した時のこと)を想像をすれば恐れを感じます。
 夢をもてない理由の一つも、失敗を恐れることでしょう。

 心の中の不安な気もちや恐れを心のバネにして頑張れればいいのでしょうが、実際にはそういう気もちでいい努力を続けることは難しいでしょう。
 また、そういうことを考えている時間も無駄です。
 疑いや恐れは目標達成の大敵です。

 目標の達成をつい疑ってしまうのはしかたがないでしょう。そういう際に不安に負けずに、そういう考えをストップできるようになれたら、と思います。
 悪いことがあっても、あまり落ち込まないようにし、できれば前向きに考えられるといいでしょう。

 人を目標に向かわせるパワーの第一は、将来の幸せへの期待感だと思います。
 理想をもつ(自分の幸せのビジョンを心に想い描く)ことで、幸せの予感を感じられるといいのでしょう。
 また、意欲をもち続けるような工夫もできるのではないでしょうか。

 疑いと恐れを克服するには、失敗を超越すること。ということは、成功も超越することでしょう。
 つまり、成功・失敗にかかわらず、「やりたいからやる」「愉しめそうだからやる」「いい経験になるからやる」「生きがい・やりがいがあるからやる」「自分を育てるためにやる」などと思えたらいいのではないでしょうか。

 「信念」とは、信じられるかどうかではなく、「信じよう」という強い意志ではないかと思います。
 目標を達成し、自分が幸せになるために、目標を達成できるという信念をもち続けることが大事なのだと思います。

信じて、いい努力を続けていれば きっといつか夢は叶う!



   

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「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン

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