夢を持てない理由

 夢を持てない人にはいくつかの理由があります。

 1つの理由としては「夢は叶わないものだ、叶わないから夢なのだ」と思っている場合です。また、自分に自信がなく、自分には夢は叶えられないと思っている場合もあります。それならば、自分が叶えられると思えることを夢として持てばいいのです。その気になって探せば、叶えられると思える夢が必ず見つかるはずです。誰にでも「自分の将来の幸せ」として持てる夢があるはずです。

 多くの人は失敗を恐れるために夢を持てないことがあります。費やした時間や費用や労力の損失を恐れる場合があります。挫折感や無力感などの自分の気持ちを恐れる場合もあります。失敗や挫折を人に知られることを恐れる場合もあります。確かに夢は失敗や挫折に終ることもあります。しかし、それらは不幸なことではなく、夢を持って生きることが幸せだということは既に述べました。人の目を恐れるのはばからしいことです。人は他人のことはほとんど気にしていません。他人の失敗に対しては一時の同情や嘲笑をするぐらいで、すぐに忘れてしまうものです。

 なかには努力することや困難に出会うことを避けて、夢を持たない人もいます。夢の実現に向けて努力することは当然であり、努力の過程で様々な困難にも直面します。これらがあるから夢は面白いのです。誰にでもできることを何の努力もしないでやっても幸せは感じられません。そういうものは夢にはなりません。自分のやりたいことをしている時の努力や困難は、決して不幸なものではありません。むしろ幸せなことです。どうせするなら幸せになるために努力しよう。

 夢を持てない理由として、「時間が無い」や「お金が無い」と言う人がいます。同じ様な理由として、「家族がいるから自分勝手なことはできない」と言う人もいます。これらの理由は、自分に対する言い訳に過ぎません。本当に夢を持ちたければ、自分に与えられた環境の中で叶えられる夢を見つけることができるはずです。その気になれば、時間はある程度作れるし、少ないお金でできる夢もあるはずです。家族に応援してもらえる夢や家族と共有の夢もあるはずです。あきらめてはいけません。  日々の生活に追われて、夢を持とうと思ったことのない人もいます。しかし、自分の時間が全然無い人はいないはずです。そういう人は、夢を持とうと決意しよう。幸せになるために自分の夢を持とう。