しあわせ日記
12月12日(火) 生きることに慣れてはいけない
『海馬』(池谷裕二・糸井重里)より、
大人はマンネリ化した気になってモノを見ているから、驚きや刺激が減ってしまう。
生きることに慣れてはいけないんです。まわりの世界はつまらないものに見えてしまう。
慣れていない子どものような視点で世界を見ていれば、大人の脳は想像以上に潜在能力を発揮するんですよ。
生きること・生活がつまらない、幸せを感じられないのは、生きることに慣れきってしまっているからなのかもしれません。
「何も変わったことはない」と(無意識にでも)思っていれば、何も感じられないのではないでしょうか。
「何かいいことがあるんじゃないか」と思っていれば、何かに気づけることがあるかもしれません。
ただし、大きな幸せばかりを望んでいたら失望するだけでしょう。
小さな幸せを大切にできるようになれれば、日々の生活の中で感じられる幸せはたくさんあると思います。
同じような生活をしていても、ちょっと何かを変える工夫ができれば、より楽しめることは多いでしょう。
たとえば、通勤・通学を楽しむ工夫、仕事・家事・勉強を楽しむ工夫、食事のメニュー、・・・。
また、やることの一つ一つを「楽しもう/味わおう」と思えば、小さな違いに気づけたり、より楽しめることがあると思います。
自分がもっている幸せを「当たり前」と思ってしまうと、何も感じられなくなってしまいます。
自分の生活の中の(本来幸せな)もの(事/人/物)がある(できる/いてくれる/存在する/利用できる)ことを「幸せだなぁ」と思うことができるようになれたらいいでしょう。
それができるようになるためには、そのものの存在(があることの幸せ/ないことの不幸)を思い出して感謝することを心がけるといいと思います。
純真な子どもはどんな時でも、楽しいことを探しているような気がします。子どもが楽しんでいることは、大人にはつまらないようなことかもしれません。でも、心から楽しんでいれば、本人は幸せなのではないでしょうか。
自分の生活・自分の人生を生きることに慣れてしまわないように気をつけ、一日一日、その時その時を大切に、そしてその中で少しでも幸せになれることを考え・実践できるようによれたらいいのではないでしょうか。