しあわせ日記

10月20日(木) “思い込み”にとらわれず考え直す

 PHP11月号の裏表紙より
 考え方でもやり方でも、あるいは事実認識においても、人間は一度思い込むとそこからなかなか抜けられないものらしい。“思い込み”という殻にさえぎられて、いくら正しいものを見ても、正しいことを聞いても、それは眼にも耳にも入らない。人間にはそのように頼りない一面もあるのである。
 それだけに、ときには静かに自分は間違っていないかどうか、とらわれていないかどうかを反省してみたい。何にもとらわれず、“何が正しいか”という基本に立って考え直す、そんな心の余裕を持っていたいのである。
 人にはそれぞれいろんな思い込みがあるのでしょう。
 特に問題ない思い込みが多いのではないでしょうか。
 中には、いい思い込みもあると思います。
 でも、不幸になる思い込みもあります。
 イヤな(不幸な)気もちになった時には、その時の考えをそのまま信じ込まずに、考え直してみたほうがいいのかもしれません。

 たとえば、誰かに嫌われいてる/疑われているなど「悪く思われている(んじゃないか)」と考えてイヤな気もちになった時には、「本当?(絶対?)」と考え直してみたほうがいいでしょう。
 「人の心はわからない」のです。それを勝手に悪く思い込んで一人でイヤな思いをするのは、自分のためによくないでしょう。

 同様に、今後のことについて「私には(うまく)できない(んじゃないか)」などと考えた時にも、「本当?(絶対?)」と考え直したほうがいいでしょう。
 「先のことはわからない」のです。勝手に悪く思い込んで不幸な気もちになるのも、自分の可能性を狭めてしまうのも、自分のためによくないでしょう。

 考え直してみて、「そうじゃないかもしれない」と考えられるだけでも、“思い込み”から解き放たれ、少しはラクになれるのではないでしょうか。

 誰にでも人の好き嫌いはあって当たり前だと思いますが、あまり決めつけない(思い込まない)ほうがいいでしょう。
 相手を嫌い/悪い人と思い込むと、相手のイヤな所が目につきやすく、相手とのイヤなことばかりを考えやすくなるでしょう。そのたびに、イヤな思いをするのは自分です。
 できれば、相手を良く考えることで、相手に対する考え方と感じ方を改善できたらいいでしょう。

 いちばんよくない思い込みは、自分のことを否定的に考えることだと思います。
 「私は(性格/能力/環境などが)××だ」と思い込んでいたら、つらい思いをすることが多いでしょう。
 「だから、私は幸せになれない」と無意識に思い込んで、幸せになる努力をしない人もいます。
 現実として、自分には何か問題がある場合もあるでしょう。でもそれは、そういう部分もある、そういうこともある、そういう時もある、・・・ということでしょう。
 自分のすべてがいつも悪いわけではありません。自分のいい所もあるし、いい時もあるはずです。
 自分が幸せになれる可能性は十分にあるはずです。幸せはたくさんあり幸せになる方法もたくさんあるのです。
 今の自分には幸せになる能力が足りないだけです。自分を育てていけば、少しずつ幸せになっていけるのだと思います。

 他にもいろんな不幸になる思い込みがあると思います。
 不幸な気もちになった時には、その原因となる思い込みを見つけ、静かに自分は間違っていないかどうか、とらわれていないかどうかを反省し、(自分が幸せになれるように)よく考え直すことができるようになれたら、と思います。



   

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