問題化しないための方法
問題化しないためには、まずは、今考えている問題が「考えなくてもいい問題」かどうかを判断することです。
小さいことなら即座に判断できることもあるでしょう。
判断に迷うこともあると思いますが、そういう時には「問題化しないために役立つ考え方」を心がけてみるといいでしょう。
慣れれば、すぐに判断できることが多くなるでしょう。
問題化しないほうがいいと判断したら、「この事を考えるのはよそう」と決意することです。
問題化しないと決めたらのなら、次のような考え方をすることで、受け流すことができればいいでしょう。
・「現実は現実(考えてもしかたがない)」「こういうこともある」
・「こんな人もいる」「こんな事/こんな人のために悩むのはもったいない」
・「このままでもいいか」「まぁいいか」「ハオハオ」
このような一言でかたづけ、それ以上その事を考えるのをストップできればいいのです。
「考えるのはやめよう」と決意しても、そのあとで、ふとその事を考えてしまうことはあるでしょう。それはしかたがありません。無意識にですから。
そういう考え(または、それに伴うイヤな気もち)に気づいて、その時の考えをストップし、方向転換できれば問題化しなくてすみます。
たとえば、人間関係の問題では「いっしょにいない時には、イヤな人のことを考えるのはよそう」「余計なことを考えるのはやめよう」と考えられればいいでしょう。
さらに、「こんなことを考えるより、もっといいことに時間を使おう」「何かいいことを始めよう」と考えられたら、なおいいでしょう。
「考えてもしかたないことを考えてしまう」も参考になると思います。
その事を考えれば考えるほど、自分の心の中で問題を大きくしてしまいます。
考える時間を少なくすれば、それだけ問題を小さくできます。
考えないようにできれば、それは問題ではなくなり、もう悩み苦しまなくてもすむのです。