問題化しないために役立つ考え方
次のように考えてみると、問題化しなくてもすむことがわかるかもしれません。
「自分が考えさえしなければ何も問題はないのではないか?」
実際に、自分が考えなければ問題がないことはけっこうあります。
たとえば、自分の性格の問題や、人がどう思うかを気にすることなどです。
「考えすぎなのではないか?」「考えても考えなくても大して変わらないのではないか?」などと考えてみるのもいいでしょう。
「時間がたてば自然に解消する問題ではないか?」
こういうこともけっこうあります。たとえば、ミスや失敗をしてしまったり、悪いウワサを立てられた場合です。
また極端な話をすれば、人間関係の問題も、何年か後には離れてしまう人がほとんどではないでしょうか。
「いずれは自然解消する」と考えられれば、「それまでは我慢」という手も考えられます。
「1年たったら忘れてしまうような小さい問題ではないか?」
多くのことは1年たったら忘れてしまうのではないでしょうか。どうせ忘れてしまうのなら、考えなくてもいっしょではないでしょうか。
「(何もしない場合に)予想される悪い結果になってもかまわないのではないか?」
たとえば、「そんなにうまくできなくてもいいんじゃないか」「人にどう思われようがかまわない」のように考えられればいいのです。
何もしなくても、そんなに悪くはならないことも多いと思います。
また、「その時はその時」や「なるようになる」と考えられれば、これ以上心配しなくもいいわけです。
「どうしようもない問題なのではないか?」
たとえば、自分の容姿の問題や人の問題など、自分の力ではどうしようもないことがあります。
すぐにはできないことも、今の自分にはまだできないこともあります。
また、起こってしまった過去の出来事は変えられません。
「こんなことを考えるより、他にやりたいことや考えたいことがあるのではないか?」
自分のやりたいことや大切なものがある人は、それを大事に考え、そのために時間とパワーを使ったほうがいいことも多いと思います。