しあわせ日記

10月11日(金)Re:自分育成
 ゲストブックに太良さんが「自分育成」に関する書き込みをしてくださいました。

 2ヶ月間、自分育成の為にいろんな事を
 願って、頑張りました。
好好。とてもいいと思います。
2ヶ月続けるのもなかなかできないことです。
 上手く行くことも多く、楽しいことも沢山あり、
 これで良いんだそう思っていましたが・・・
好!好! すごくいいんじゃないでしょうか。
 私は自分が、何でも出来る方の人間で、
 上手くやれる人間だと思っていました。
好好。そういう所が多分にあるのでしょう。
 しかし、ただ自分から目をそらしていただけで、
 自分の苦手に向き合えば向き合うほど
 浮かび上がってくる弱い自分の姿に
 立ち止まってしまっています。
ハオハオ。弱い所・苦手な所もある
ということではないでしょうか。
 これだけでも、自分にとっては十分成長と
 呼べるものですが、
好好。その通り!
 自分をちゃんと直視できるまでには、
 時間がかかりそうです。
好好。時間をかけて、
「少しずつ」がいいのです。



10月12日(土)大丈夫、大丈夫

 イヤなことがあったけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 今はちょっと大変だけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 うまくいってないこともあるけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 少し落ち込んでしまったけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 苦手なこともあるけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 イヤな人がいるけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 なかなか忘れられないけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 自信はないけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 まだなかなかうまくできないけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 将来が不安になることもあるけど、ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。
 いろいろあるけど、(自分は)ハオハオ(大丈夫、大丈夫)。

 「ハオハオ(大丈夫、大丈夫)」と自分に言い聞かせることで、自分の心を支えることができます。



10月13日(日)夢があれば
 アジア大会・女子マラソンの弘山晴美さん、銀メダルで好!好!
 広山さんはマラソン初優勝を狙っていたので残念でしょうが。

 アジア大会・サッカー日本代表、銀メダルで好!好!
 決勝まで行って惜しかったですが。

 シカゴ・マラソンの高岡寿成さん、日本最高記録で2位、好!好!
 渋井陽子さんも、日本歴代2位の記録で3位、好!好!

 F1の佐藤琢磨さん、自己最高の5位で好!好!

 それぞれの方にはいろんな思いがあるのでしょうが、自分が目指したものや今までの結果との比較によって、素直に喜べたり悔しかったりするようです。
 でも、悔しいことは不幸ではないと思います。

 夢があって、それをあきらめない限り、悔しさは心のバネに、ミスや失敗もつらい思いもいい経験にできるのだと思います。
 不幸になってしまうのは、自分が夢や希望をあきらめてしまうからではないでしょうか。



10月14日(月)むなしさ
 今夜の「ETV2002」(NHK教育テレビ)は、「瀬戸内寂聴・人生相談〜むなしさに苦しむ時〜」でした。
 瀬戸内さんのズバズバしたご回答は相変わらずでした。「それはこうだから、こうしなきゃダメよ」みたいな感じです。

 むなしくなるのは、「中途半端だから」「ホッとした時」「なんのために生きているのかと考えた時」。
 「自分の生活にゆとりをなくせばいい」「自分に見切りをつけちゃいけない」「自分のことしか考えていない。それは傲慢」「無償の行為をすればいい」など。

 私が人生相談をするとしたら、(ハオハオと心の中で言いながら)話をよく聴き、相手の思いや考えを受け入れ、相手がどうしたいかを聞き(実現可能な望みをもてるようにし)、どうしたらいいかをいっしょに考えていく。その中で、少しでも気もちがラクになる考え方や希望がもてる考え方や現実的な問題対処法や幸せになる考え方などを提案できたら、と思います。

 瀬戸内さんご自身は、50になって、作家としての名声も得、仕事も順調で収入も多く、恋人もいて、欲しいものをすべて手に入れているはずなのに、むなしくなって出家なさったそうです。
 瀬戸内さんの場合には、理想がすごく高いからのような気がします。

 恵まれているはずなのに、幸せなはずなのに、「むなしい」と感じてしまうのは、今もっている幸せを実感できていないからではないでしょうか。それは自分がもっていない幸せ(の対象)しか幸せと思えないのかもしれません。
 どんなに幸せの対象を手に入れても、それを幸せと思えない、幸福感を感じられないと価値がないと思うのです。
 私は、「今は幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな」といつも思って生きたいと思っています。



10月15日(火)まず自分を大切に
 きのうの読売新聞の人生相談欄「人生案内」は、「40代女性 意欲わかない人生」でした。
 私は、人生相談を読むことを10年以上続けているのですが、回答は読まないことも多いです。でも、落合恵子さんの回答はいつも読みます。落合さんの回答がいちばん好きかもしれません。

 落合さんの回答も、ズバッとタイプです。
 その中に、具体的な部分(解決)と心を支える部分(癒し)がうまく両立しているように思います。これはなかなか難しいことだと思います。
 それに文章も「うまいなー」と思うことがよくあります。

 私が人生相談をするとしたら、不幸に陥っている人にはまず「自分を大切に」と言いたいと思います。
 「自分を大切にする」中でも、まず「苦しんでいる自分を助けようとする」ことだと思います。不幸になりやすい人の中には、自分を助けるどころか、反対に自分をいじめているような人が多いのです。と言っても、無意識に不幸になる考え方をしているのですが。

 「自分を大切にする」ということは、結局、「自分を幸せにする」ことだと思います。
 当たり前のことかもしれませんが、「自分を大切にしよう」「自分を幸せにしよう」と心がけている人はどのくらいいるのでしょうか。(このHPに来てくださる方は、自分を幸せにしたいと思っているのでしょうけど)



10月16日(水)死と生
 昨夜放送の「ETV2002」(NHK教育テレビ)「瀬戸内寂聴・人生相談〜死を前にした時〜」をビデオで見る。

 「死」には、「三人称の死と、二人称の死と、一人称の死がある」と、どこかで読んだことがあります。第三者(友人/知人/他人)の死と、大切な人の死と、自分の死に際した時に感じること・考えることはけっこう違うということでしょう。
 「死」についての考え方はいろいろあっていいと思います。
 「死について悩む」ということは書いたことがあります。

 「死」について考えると、結局は「生(きること)」について考えることになるのだと思います。「死生観」という言葉も使われますし。
 瀬戸内さんは、「今をよりよく生きることが、死に向かって歩く覚悟」とおっしゃっていました。
 私も今を大切に生きることが大切だと思っています。特に、今の幸せ(幸福感)を大切にしたいと思います。

 番組の中で、お釈迦様の最期の言葉を紹介していました。
  「この世は美しい。人の命は甘美なものだ」

 私も「世の中、すべてのことは好好(美しい・幸せ)」と思えるようになれたらいいな、と思っています。



10月17日(木)人生相談の難しさ
 人生相談の難しさは、相談するような問題はそう簡単には解決しないということです。(それができるくらいなら、人に相談なんてしませんから)

 そういう相談に対して、「こうすればいい」と言うのは簡単です。
 でも、たいていの場合、相談する人はそんなことはわかっているのです。
 でも、簡単にできないから悩んでいるのです。
 私もよく、「こういう考えをすればラクになる」「考え方を変えればいい」などと書きますが、「そんなこと言われても、私にはできない」と思ってしまう人もけっこういるのだと思います。
 特に、悩み苦しんでつらい思いをしている最中に、「こう考えればいい」と言われても、そんな考え方はできないのですよね。

 そういう時には、黙って話を聞いてあげたり、「そのままでいいよ」のようなことを言ってあげ、つらい思いを少しでもラクにしてあげるしかできないのです。
 相談する人は、悩みを解決したいという思いが強すぎるからつらくなってしまうのでしょう。
 そこで、「そのままでいいよ」って言ってもらえると、ラクになれるのです。
 また、人生相談サイトでは、よく「私も同じです」というレス(ポンス)があり、「同じ思いをしている人がいることがわかって少しラクになりました」という人がけっこういます。

 人生相談(悩みの解消)には、問題解決と癒し(つらさを軽くする)の2つの要素があるのです。その見分けと使い分けがすごく難しいところなのです。



10月18日(金)人生相談の難しさ2
 悩みがある人の心の痛みを多少軽くすることができても、問題がなくなるわけではありません。
 ですから、「そのままでいいよ」と言われても、「それでは困る」「話にならない」と思ってしまう人もいます。
 そこで、現実的な方法としては、簡単には解決しないけれど、「時間をかけて」「少しずつ」解決に向けて努力すればいいということになります。

 現実問題としては、解決のための努力を続け、少しずつ改善していければいいのです。
 また、心の問題としても考え方を変えるためには努力と時間が必要で、やはり少しずつ幸せになる考え方ができるようになっていければいいのです。

 でも、「時間をかけて」「少しずつ」と腹を決めることも、けっこう高いハードルだと思います。それを乗り越えるためには、こういう努力をしていけばこうなっていけるというビジョンや希望が必要なのではないかと思います。
 また、なかなか先に進めない努力を続けることも難しいものです。「私にはできない」とあきらめてしまう人も多いと思います。
 私としては、そういう(自分で努力する)人の力になれたら、と考えています。そのためには、少しでも前進できるようなヒントを提供でき、努力を続けるための心の支えになれたら、思います。
 今後、そういうことをもっと考えていきたいと思っています。



10月19日(土)人生相談の難しさ3
 悩みの中には、解決できない問題もあります。そういう人は幸せにはなれないのでしょうか?
 解決(解消・改善)までにすごく時間のかかる問題もあります。そういう人はそれまでずっと幸せにはなれないのでしょうか?
 そんなことはありません。悩みや問題を抱えていてもそれなりに幸せに暮らすことはできると思うのです。

 悩みがあってもそれが生活のすべてではありません。
 イヤな思いやつらい思いをする時間があっても、それは(「ハオハオ、しかたがない」と)受け入れればいいのです。(回避できないものはそうするしかないのではないでしょうか。多少の我慢も必要でしょう)
 それでも、一日の中に幸せを感じられる時間をもつことは、努力すればできるはずです。
 慢性的な問題を抱えていても、そういう自分とうまくつきあうことで、それなりに暮らすことはできると思うのです。

 人生相談をする人を目の前にして、「それは解決できない問題」「すごく時間がかかる」などと言うのは、つらいし、それではかわいそうな気もします。
 ですから、心をラクにできる言葉をかけたほうがいいのでしょう。
 でも、その人のこれからを本当に考えたら、問題があってもそれなりに幸せに暮らせるようになれる道を考えてあげたほうがいいと思うのです。そのためには、やはり「努力」と「時間」が必要なのです。そして、それを支える力が必要なのではないかとも思います。



10月20日(日)人生相談の難しさ4
 すぐに問題解決に結びつくようなアドバイスができれば、それがいちばんいいのですが、それができない場合には難しい所です。
 今の相手にとっていいのは何かを判断しなくてはなりません。とにかく話を聞いてあげるのがいいのか、少しでもラクになれるような言葉をかけてあげたらいいのか、ちょっとでも元気づけるのがいいのか、考えるヒントを提案してあげるのがいいのか、長期的な対策を提案してあげるのがいいのか、・・・。

 そのためには、相手(の現状/心の状態/心の能力など)をよく見る(知る)ことだと思います。
 相手の現状をよく知り、現実的な対策を考えなくてはなりません。
 相手の心の状態を推察した上で、相手が今受け入れやすい言葉や提案を選ばなくてはなりません。
 相手の現在の心の能力に合った方法を提案しなくてはなりません。

 どのくらいの関わり方ができるのかにもよります。
 短時間1回だけでできることには本当に限られています。
 長時間ならそれなりにできることもあるでしょうが、やはり相当に限りがあります。
 長期間係わることができるのなら、根本的な問題解決に取り組めそうです。

 そして、何よりも大切なのは相手の自覚や意志だと思います。
 本人が「時間をかけて努力しよう」という気もちがしっかりあることが大事だと思います。結局は、自分の力で解決しなければ、本人のためにはいいとは言えないと思います。
 また、本人にその気がなければ、サポートすることも難しいでしょう。

 一つの問題を解決できたとしても、心(の能力)が進歩しなければ、すぐにまた同じように悩むことになってしまうでしょう。
 相手の(将来にも渡る)幸せを考えたら、相手を育てることも考えなくてはなりません。そのためには、安易に答えを与えるのではなく、本人が自分で考え・努力することをサポートするのが良さそうです。

 などなどと、人生相談の難しさを考えるとキリがありませんが。
 相手の幸せをよく考えた上で、できることをするしかありません。
 ただ、「悩みや問題は心を育てるいい機会・材料である」と考えることはできそうです。

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