しあわせ日記

不幸になる考え方のクセへの対処法

 “くよくよ”“イライラ”してしまう、傷つきやすい、すぐに落ち込んでしまうなど、不幸になりやすいのは「性格だから」。不幸になる考え方をしてしまうのは「性格だから」。「性格を変える」ことはできない、だから「考え方を変える」なんてできない。
 こんなふうに考えてしまう人もいます。

 まずは(不幸になる考え方をして)不幸な気もちになりやすいのは、「性格というよりも、考え方のクセ。クセは直すことができる」という考えをもつことです。
 そして、「私にはこういう不幸になる考え方をするクセがある」と自覚できるといいのです。
 自分の不幸になる考え方のクセに気づくチャンスは、自分がイヤな気もちになった時です。
 自分がイヤな気もちになっているのに気づいたら、「私にはこういうイヤな気もちになるクセがあるのではないか?」と考えてみてください。  そうすると、「こういう考え方をするクセがある」と気づけることがあるでしょう。
 さらに、「こういう時に」「こういう事で」のようにクセが出やすい状況や、「こういう考え方をする」のような考え方のパターンを知ることができると、なおいいでしょう。

◇自分のクセを自覚し、切り替える
 不幸になる考え方をしてしまう状況は限られている場合が多いでしょう。
 「こういう事があった後に」くよくよしやすいという場合があります。自分が何かミスをしてしまった後、仕事の実績や試験の結果が悪かったとわかった後、人からこういうことを言われた後、ある人と会った後、人とケンカをした後、人と別れた後……。
 「こういう状況の時に」くよくよしやすいという場合もあります。疲れている時、体調が悪い時、朝の寝起き直後、夕方頃、夜ひとりでいる時、花粉症に悩まされている時、特定の季節、環境が変わった時……。
 また、「この事を考えると」どうしても自分を悪く考えてくよくよしてしまうということもあります。この問題について考えると、この事を想い出すと、この人のことを考えると、将来のこの事について考えると……。

 自分の不幸になる考え方のクセを自覚できれば、「あ、またこのクセだ」と気づきやすくなります。気づいた時に、「クセなんだからしょうがない」「まぁいいか」「悪いクセは気づいてストップすればいい」などと考えることで、その考えをストップし、切り替えられればいいのです。悪いクセが出るたびに、何度でも。

 自分の不幸になる考え方のクセに気づいて幸せになる考え方を心がける習慣をつくることができるといいでしょう。
 不幸になる考え方のクセはパターンになっている場合が多いのです。同じような考えを繰り返して、何度も同じようにイヤな思いをしてしまいます。
 「考え方は性格だから変えられない」と最初からあきらめないほうが、自分のためにいいでしょう。

 自分の不幸になる考え方のクセやパターンを一つ知るだけでも大きな成果です。気づかずに、いつの間にか不幸になる考え方をしてイヤな気もちになって長い時間を過ごすことに比べたら。そのクセに気づかずに一生過ごしてしまうことに比べたら。

 クセにはいいクセもあります。いいクセは「習慣」と考えたらいいでしょう。
 習慣は心がけしだいで身につけることができます幸せになれる考え方の習慣をつけるように努力すればいいのです(幸せになれる口癖を身につける)。
 自分の不幸になる考え方のクセを「一つ一つ、少しずつ」減らしていくことができれば、それにつれて気分好く、幸せに過ごせる時間を増やしていくことができるでしょう。



   

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