しあわせ日記
小さい事にこだわらない幸せ
『小事に拘りて大事を忘るな』
「目先の小さい事にこだわって肝心な大事を忘れてはならない。枝葉末節のために本来の目的からそれてはいけないという戒め」。
自分にとって大事なものが、人それぞれにいろいろあるでしょう。
たとえば、仕事・勉強、夢・目標、愛する人、やりたいこと、自分(の体・心・人生)・・・。
大事なものがおろそかになっているとしたら、それほど大事ではない小さい事にとらわれているのかもしれません。
今の生活の中でしていることで、実は小事のものがないでしょうか?
「このことをするよりも、もっと大切なもの(事・人)があるのではないか?」と自問してみれば、気づけることがあるのではないでしょうか。
たとえば、「こんなことをするよりも、仕事(家事・勉強)をもっとしっかりやろう」「こんなことをしているより、自分の夢を叶えるために頑張ろう」「あんなイヤな人のことを考えるより、愛する人のことを考えよう」「こんな小さいことでくよくよするよりも、少しでも今の生活を楽しもう」「こんなことよりも、もっと自分を大切にしよう」・・・のように考えられることがあるといいでしょう。
自分が抱えている問題は大事であり、悩まざるをえない、と思う人もいるでしょう。
問題解決の努力をするはいいことです。
でも、今の自分にはどうしようもない問題や解決が極めて難しい問題もあります。
そういう問題を解決するために費やすエネルギーを幸せになるために使ったほうがいいことが多いような気がします。
難しい問題を解決して苦しみが減るのも大きいことですが、多少の苦しみはあっても他に幸せなことが増えたほうがいいのではないかと思います。
また、悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らすことはできると思います。
人間の時間とパワーには限りがあります。
思い悩むことが多ければ、それだけ幸せに過ごせる時間と、幸せになるための努力に使えるパワーが減ってしまいます。
悩み苦しむことをできるだけ減らし、その分の時間とエネルギーを幸せになれることをするために使えるようになれたらいいのではないでしょうか。
人生の目的は「幸せ」と考えるのなら、いちばんの大事は「幸せになること」でしょう。
「小事に拘りて大事を忘るな」です。