しあわせ日記
下手に考えない幸せ
『下手の考え休むに似たり』
「よい知恵もないのにいくら考えても、いたずらに時間を浪費するばかりで何の役にも立たぬ」
下手に考えるのはやめたほうがいいでしょう。
下手に考えるくらいなら、考えないで、その分の時間とエネルギーを自分が幸せになれることに使えるようになるといいのではないでしょうか。
ただし、大事な問題は考える必要があります。下手に考えずに、よく考えることができるといいでしょう。
下手な考え方の第一は、ただ嘆いたり不平不満を思ったりするだけで、なんの役にも立たない悩み方です。つまりは、問題解決のために考えていないということです。
「何が問題なのか?」「どうしたいのか?」がわからなければ、「そのためにはどうしたらいいか?」を考えることもできません。まずは、問題をはっきりさせることが大事でしょう。
下手な考え方の第二は、問題を複雑に考えすぎることです。できるだけ余計なことは考え(に加え)ないように心がけ、シンプルに考えたほうがいいでしょう。
複数の問題をまとめて考えずに、一つ一つ考えることが大事です。
下手な考え方の第三は、堂々巡りです。
同じ考えをただ繰り返していても、そのたびに悩ましい思いをするだけで、何も進展しません。
下手な考え方の第四は、優柔不断です。
答えを選択する際、もしくは答えを実践に移す際に、決断が必要な場合があります。
答えは見つかっているのに決断できないために悩み続けるのは時間とエネルギーの無駄です。そのために機会を逃してしまうこともあるでしょう。
ある程度考えたら、決断することが大事です。
このような下手な考え方をしないために役立つのが、紙に書いて考える方法です。
悩みを書き出すことで問題を明確化できます。
問題解決に必要のない余計なことは、書かない、書いても消すように心がければいいのです。
同じことを何度も書く必要はなく、堂々巡りを防ぐことができます。
答えを出す期限を決めて書いておけば、いつまでも迷い続けないで決断できるでしょう。
紙に書いて考える方法を身につけることで、下手に考えすぎずに、“よく考える”ことができるようになれたらいいのではないでしょうか。