期限を決める
答えを出す期限が決まっている場合には、それを守るようにしなければなりません。できれば、計画的に、余裕をもって考えを進めることができたらいいでしょう。
期限が特にない場合にも、自分なりの期限を決めるのはいい方法です。期限に迫られないとなかなか答えを決められない人も多いのではないでしょうか。
この場合には、期限がきても、再度期限を延長することも可能です。
期限を明確にするメリットには、次のようなものがあります。
今すぐに決めなくてもいいということで、心の余裕をもつことができます。あせって考えないほうがいいのです。
でも、期限があるからという緊張感もあり、集中して考えることができるでしょう。だらだらと考えないほうがいいのです。
もちろん、期限を守れない場合の損失やリスクを回避するという本来のメリットもあります。
期限がはっきりしていない場合に、なかなか決断できないために、結果として第三の選択をしてしまう場合があります。
Aか/Bか、するか/しないか、やめるか/続けるか、変えるか/変えないかなど、二択(二者択一)で考えていることが、実は三択の場合があります。
もう一つは、迷っていて何もしない、悩ましいだけの時間を過ごしてしまう、タイミングやチャンスを逃してしまうなどという隠れた選択肢です。
二択で迷っている間に、一番よくない第三の選択をしてしまうことがあります。この第三の選択肢の存在に気づいていれば、決断すべき時がわかることがあります。 (『くよくよしない考え方』より)
第三の選択に注意し、必要な時には決断しなければなりません。
紙に書いて考える時には、期限は目立つように書いたほうがいいでしょう。