しあわせ日記
ハッピーコンデリ症
「幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉」(東洋経済)より、
幸福を追求しすぎることは「ハッピーコンデリ症」を引き起こしかねません。ハッピーコンデリ症とは、「自分は今よりも幸福でなければならない」と考えるせいで、実際よりも不幸だと思い込む症状です。なので「幸福か否か」という2択で考えるのではなく、「どのくらい幸福か」で現在の自分をとらえるほうが健全なのです。
自分が望む幸せを追求して努力するのはいいことです。
ただし、追及しすぎて不幸になってしまう人も多いのでしょう。
理想を求めすぎて、そうでない現在は不幸だと思い込んでしまうのでしょう。
「理想は100点で、そうでないのはマイナス100点」のような考えは不幸になる考え方です。
理想を100点として、現在は70点とか、50点とか、30点とか考えられるといいのではないでしょうか。
幸せはたくさんあるのです。
一つの幸せがなくても、他に自分がもっている幸せがいろいろあるはずです。
幸せの判断は、幸せか不幸かの二つではありません。
幸せか不幸かどちらでもないかの三つでも不十分でしょう。
すごく幸せからすごく不幸まで、いろんなレベルの幸福度があると考えられます。
幸福度を少しずつあげていけるといいのではないでしょうか。
「幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉」(東洋経済)より、
人よりも幸福を真剣に考えている人は、平均して幸福度が少し低いという研究結果が出ています。
幸せについて真剣に考えるのはいいことです。
それがマイナスになるとしたら、考え方に問題があるのでしょう。
完璧主義や比較は不幸になる考え方です。
また、考えすぎはくよくよの元です。
幸せになれるような“幸せ”についての考え方ができるといいでしょう。