しあわせ日記
楽観バイアス
“楽観(主義)バイアス”は、ある情報を得たとき、それを何か異常な事態が起こるかも知れないと判断するより、日常的な事態と変わらないだろうと、楽観的に明るい側面から見ようとする傾向がある“認知バイアス”です。
あまり悲観的に考えるよりも、楽観的に考えたほうがいいことも多いと思います。
ただし、自然災害や火事、事故や事件などの異常事態が発生したときに、「自分は大丈夫」と考えてしまう“正常性バイアス”には危険性があります。
異常事態には何が起こるかわかりません。ニュースで報道されるような危機的状況に自分が陥る可能性もあるのです。
落ちついて最善の対処を心がけたほうがいいでしょう。また、事前に防災対策でできると、なおいいでしょう。
日常的なことでも、何らかのリスクのあることを「みんな(多数の人)がやっているから、自分も大丈夫だ」のように考えてしまう“多数派同調バイアス”にも危険性があります。
たとえば、交通規則を守らない人はたくさんいます。だからといって、交通規則を守らないで事故に遭ったり、警察に捕まったりする人もたくさんいるのです。
「自分は大丈夫」という安易な考えで、大きい損失を被らないほうがいいのではないでしょうか。