しあわせ日記
選択・決断に悩み苦しまないための幸せになる考え方
生きていく中ではたくさんの選択をします。人生は選択の連続と言えるかもしれません。
選択に迷って、悩ましい思いをしてしまうこともあるのではないでしょうか。
選択に迷って悩ましくなった時には、まず次のように考えられるといいでしょう。
「(人生)迷うこともある」「よく考えるのはいいこと」「少し力を抜いて、よく考えよう」。
そのためのポイントは、次の5つです。
1.少し力を抜いて、ラクに考える
2.落ちついて、よく考える
3.決断すべき時には決断する
4.自分のことは自分で決める
5.自分が選択した生き方の中で幸せに暮らす
幸せになる考え方を心がけることで、あまり苦しまないような迷い方(考え方)ができたらいいのではないでしょうか。
自分が幸せになれるような選択ができるようになれたら、なおいいでしょう。
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│ 力を抜いてラクに考えられるようになるために
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選択にすごく迷った時には、「○○もよし、□□もよし」と考えるようにすることをおすすめします。
「○○もよし、□□もよし」と考えられれば、心がラクになれるでしょう。
「これもよし」と思えるためのポイントは、選択することで得られる幸せを重視することと、問題(不幸のリスク)を覚悟する(受け入れる)ことです。
たとえば、一部問題があったり/不安があったり/悪い結果になるかもしれないけど、とにかく好き/得られる喜びが大きい/やりがいがある/安定している/希望がある/やれるだけでも幸せ/いっしょにいられるだけで幸せ/いい経験になるなどのプラスを重視できれば、「これもよし」と考えられるでしょう。
このような考え方ができるようになれば、人生の中での選択肢が広がります。自分の幸せを選べることが多くなると思います。
それだけ、幸せな生き方ができるようになれるのではないでしょうか。
すごく迷うということは、選択肢にあまり差がないということだと思います。
ある程度考えたのなら、そこで力を抜いて「どっちでもいいんじゃないの」と考えたほうが(悩み苦しみ続けるより)いいのではないでしょうか。
「○○もよし、□□もよし」と考えることで、少しはラクに決断できるでしょう。
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│ 落ちついて、よく考えられるようになるために
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選択で悩んでしまうのは、「早く決めなくちゃいけない」というような焦りがあるからかもしれません。
はやく決断しなければならない場合にはしかたがないでしょうが、決断までにまだ時間の余裕がある場合には、「決断をしない決断」をすることでラクになれるでしょう。
たとえば、「今はまだ決断しなくてもいい。今はいろんな可能性を考えてみよう」「何日(期限)までに決めよう。それまではもう少しラクに、いろいろな角度から考えてみよう」「きょう答えを決めるのはよそう」「一度寝てから、考え直そう」など。
“よく考える時”と“決断する時”を分けて考えればいいのです。
(“決断する時”の幸せになる考え方については、次項です)
“よく考える時”には、落ちついていろいろと考えを巡らせることができたらいいでしょう。
ヘタな迷い方の代表は、考えの「堂々巡り」です。
まったく同じことを同じように考えて、同じように迷って同じように悩ましい思いをしてしまうことを、何度も繰り返してしまいます。
まずは、「堂々巡りはやめよう」と心がけることが大切だと思います。
「他に違う考え方はないだろうか?」「考えに何か足りないものがあるんじゃないか?」「自分が考える選択以外の可能性もあるんじゃないか?」などと考えれば、少しは違う考え方ができるのではないでしょうか。
また、立場を変えて考える、長い目で考える、ヒントを探す、人に相談するというような方法もあります。
堂々巡りを避け、よく考えるための具体的な方法として、もう一つおすすめするのは「紙に書いて考える方法」です。
一度身につければ、一生役に立つ、いい方法だと思います。
重大な選択については、決断をあせらずに、余裕をもって、よく考えられるようになれたらいいでしょう。
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│ 決断すべき時には決断できるようになるために
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物事をなかなか「決められない」で、悩ましい思いをしてしまうことがあるという人は多いのではないでしょうか。
“人生の選択”と言えるような大きな問題では特に迷うことでしょう。
決断にはタイミングが大事な場合があります。決断が遅れることで、その決断自体が役に立たなくなってしまうこともあります。
決断の期限が決まっている場合には、「□□までに決めよう」と明確に意識していたほうが緊張感もあり、集中して考えることができるでしょう。
また、「第三の選択はやめよう」と注意し、必要な時には決断したほうがいいでしょう。
「決断するために役立つ考え方」もあります。
この中で特に重要なのは、「一番大切にしたいのは何か?」です。
大切なものを得るため・守るためには、その他の多少の犠牲は覚悟することです。
それが自分らしく、幸せに生きることにつながるのではないでしょうか。
人生には決断すべき時があります。自分と、自分の大切なもののために。
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│ 自分のことは自分で決める
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“人生の選択”と言えるような大きな問題の場合、周囲の人の意見や思惑も考慮しなければならないことがあります。
自分は「こうしたい」という気もちがあっても、親や配偶者などが反対したり意見が合わない場合があり、相手の意見と自分の望みのどちらを採るかで迷ってしまうことがあります。
人の意見を聞くのはいいことです。
でも自分の人生の問題は最終的には自分で決めます。人が言った意見を選んだとしても、それが自分の選択です。
その選択の結果を経験するのも自分です。“人生の選択”の責任は(意見が違った人とのその後の関係も含めて)、自分の人生の経験としてとることになるのです。
最終的な選択は、相手の気もちと自分の気もちのどちらを大切にするかです。さらに言うと、相手を大切にしたい自分の気もちと、自分の望みを大切にしたい自分の気もちのどちらを採るかということです。
相手を大切にしたい気もちが強ければ、相手の意見を尊重すればいいのです。それも立派な選択で、人間として素敵な選択だと思います。
相手の意見に同意すると決めれば問題は解決です。
もし自分の望みを大切にすると決めたのなら、それを押し通せばいいわけです。
ただし、相手の援助が必要な場合には押し通すわけにはいきませんから、説得できなければあきらめるしかありません。それはしかたがないのです。今の自分にはそれをやる力が足りないのですから。
自立してできることなら、自分の望みを押し通すことはできると思います。
人の意見はあくまでも参考として、「(自分のことは)自分で考えて決めよう」という強い気もちがほしいと思います。
そして、自分の選んだ道が「これでよかった」と言えるように、努力を続けることが何よりも大切なのです。
自分の選択が正しかったことを実証する(自分がその選択の中でイキイキと幸せに生活する)ことが、反対した人に対する何よりのアピールになるのではないでしょうか。
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│ 自分が選択した生き方の中で幸せに暮らせるようになるために
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人生の中では選択が大事なことがありますが、一つの決断によって人生の幸不幸が決まってしまうわけではありません。
むしろその選択よりも、その後の生き方のほうが大きいのではないでしょうか。
「選択がすべてではない」のです。選択した生活の中で幸せに暮らす努力をすることのほうがが大切なのです。
過去の選択をいつまでも後悔している人がいます。
「選択を誤った」と言って、自分の生き方を善くしていく努力をしない、さらには今の自分の生き方を否定したりバカにしたりするのは、自分のためによくありません。
過去の選択を後悔しながら生きるのは、今を大切にしていない不幸になる生き方だと思います。
まずは、「今の自分の生き方は(それなりに)いい」と考えることです。
今の自分の生き方は、現実に則して時間をかけてつくってきたものですから、自分にとって「それなりにいい」はずです。
欲を言ったらキリがありません。自分の理想とは違うからと、現実的に無理なことを自分に要求しても自分を苦しめるだけです。
「今の自分の生き方はこれで(それなりに)いい」と思えれば、その中で生活を楽しむ工夫もできるでしょう。今の生活の中で、小さな何かを変えていくことはできるはずです。
いちばん大事なのは、「自分の生き方はこれでいい」と言えるように努力することです。
今の生活を善くする努力もしないで、自分の生き方を否定するのは自分のためになりません。
今の生活の中で少しずつでも幸せを感じられるようになれば、「今の生き方はそれなりにいい」と思えるようになれるでしょう。
「自分の生き方はこれでいい」というのは、自分の思い込みでいいのです。同じように見えても生き方は人それぞれで違います。自分に合った生き方がいいのです。
「自分の生き方はこれでいい」と思えるようになると、返っていろんな生き方を選択できるようになるでしょう。
人生の中では、迷う(よく考える)時間も必要なのだと思います。
でも、あまり悩み苦しまないほうがいいでしょう。
幸せになる考え方を心がけることで、少し心の力を抜いて、よく考えることができるようになれたら、と思います。
自分が幸せになるために、よく考えて決めたのなら、その決断を信じて、選択した生き方の中で幸せに暮らすように努力することが何よりも大事なのではないでしょうか。