しあわせ日記
仕事に関する考え方
仕事に関することでつらい思いをすることがあるという人は多いでしょう。
仕事の内容、自分の能力、対人関係など、職場には悩みの種になりやすい要素がいろいろあります。成績不振や失敗なども落ち込む元になります。その上に上司から責められたら、もっとつらいを思いをしてしまいます。
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│ 力を抜いてやる
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重労働をすれば疲れるのは当たり前ですが、力の入れ過ぎでつらくなるケースもあります。
必要以上に疲れると感じた時や、一生懸命にやっているのにうまくいかない時には、「力を抜こう」と考えてみてはどうでしょうか。
「力を抜く」ということは「その事をサボる」とか「いいかげんにやる」ということではなく、少し力を抜いてその事をやったほうがいい、ということです。
力の入り過ぎで問題なのは、余計な所に力が入っている状態です。その分、力が分散してしまい、本来必要な働きの足を引っ張ってしまうこともあります。
「人から悪く思われるのではないか」「失敗したらどうしよう」「人にバカにされたくない」「誰かに叱られたくない」など、“余計なことを考えない”ということが大事です。そういうことを気にし過ぎるから、肩(余計な所)に力が入ってしまうのです。
また、心に力が入り過ぎると柔軟な考え方ができなくなってしまいがちです。「○○でなきゃならない」「ちゃんとできなくちゃいけない」「これがダメなら終わりだ」などと、無意識に思い込んでいるような場合です。そのために、(すぐにはどうにもならない)現実に抵抗して苦しみ、疲れてしまいます。
とは言っても、力の抜き過ぎはよくありません。
「力を抜く」判断も抜き方もその加減は難しいかもしれませんが、「力み過ぎかな?」「ちょっと力を抜いてやってみよう」などと考えられるようになれば、それだけでもちょっとは力が抜けてラクになれるのではないでしょうか。
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│ 仕事の目的・価値を思い起こす
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仕事がちょっとつらくなった時、仕事の目的や価値を思い起こすことで、自分の心を支えられることがあります。
仕事の第一の目的は「収入が得られる」ことです。
そのお金によって得られるものも多いはずです。
「○○を買うため」「○○をするため」「生活を豊かにするため」「家族のため」などと考えれば、多少のつらいことは我慢できるでしょう。
第二の目的は「人の役に立つ」ことです。
仕事は誰かしらの役に立っているはずです。
「自分の仕事は△△の役に立っているんだ」「△△を少しでも喜ばすことができたらいいな」などと考えれば、意欲ややる気も湧いてくるでしょう。
仕事で「喜びや楽しみを感じられる」という人もいるでしょう。
仕事の内容が好きなことであったり、創造的なことであったりして満足を与えてくれる。自分の進歩や上達を喜ぶこと、成績の向上や公平な競争を楽しむことも可能です。
仕事に関して「将来の目標や夢がある」という人もいるでしょう。
「私には○○する夢がある」ということを思い出せば、目標に向かってまた努力し始めることができるのではないでしょうか。
他にもいろんな仕事の目的や価値が人それぞれにあるでしょう。
「やりがいを感じられる」「生きがいを感じる」「自己の成長が期待できる」・・・。
まずは、自分なりの仕事の目的や価値を明確にしておくことが大事です。時には、自分の仕事と人生についてよく考え直してみるといいでしょう。
自分にとって仕事が大切なものだとよくわかれば、一時の悪感情に振り回されずに、いい努力を続けられるようになれるのではないでしょうか。
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│ 楽しむ工夫と努力をする
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仕事を少しでも楽しめるようになれるといいでしょう。
仕事を楽しむためには、それなりの工夫をすることが大切です。
楽しむための工夫はいろいろできます。たとえば、
「単純に楽しむ工夫」。
・やること自体が好きなことや楽しめることなら、やれるだけでも幸せと思い、楽しんでやる
・うまくできた時やいいことがあった時には素直に喜ぶ
・好きなところ、おもしろい発見、新たな出会いなどを探す
・楽しい気分になれる音楽をかけながら、鼻唄をうたいながらやる
・ゲーム感覚でやる
「前進や進歩を喜ぶ工夫」。
・進行表や実績表をつけて前進を確認して喜ぶ
・今日やること、ここまでやるなど、小さな目標を設定する達成したら、喜ぶ、自分をほめる、ごほうびをあげる、祝うなど
・始めた頃の自分と今の自分を比べてみてその進歩を喜ぶ
「日々の充実感を実感する工夫」。
・やり終わった時や一日の終わりに「今日もよくやった」と思う
自分をほめたり、ビールや甘い物などをごほうびにする
一生懸命に頑張った時ほど大きな充実感を得られるでしょう。
「その他」。
・本などを読んで知識を増やし、興味を深くする(知れば知るほどおもしろくなる)
・やる場所、時間、道具、小物、などにこだわってみる
・誰かを喜ばすこと、驚かすこと、笑わすことなどを考える
・経過を誰かに報告する、発表の場をもつ
・夢や目標が達成した時のことをイメージする
・人に喜んでもらえたり人の役に立つことならそれを想像する
・夢をもって生きられていることを幸せに思う
このような工夫を実践できるように心がければ、それなりに楽しめるようになれるでしょう。
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│ “仕事の幸せ”を感じられるようになる
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仕事にはつらいこともあるでしょうが、幸せを感じられることもいろいろあります。
内容が自分のやりたいことや好きなことで、仕事を楽しめる人はそれだけでも幸せです。
人間関係が良好で「職場が楽しい」という人も、幸せと思っていいでしょう。
仕事を成し遂げる喜びや業績を残す喜びなどを感じられるのも幸せなことです。
仕事を通して人の役に立てる喜びや人に喜ばれる喜びや人に感謝される喜びを感じられるのは、幸せを実感しやすいでしょう。
他にも、自分の進歩や上達の喜びや人に評価される喜びや人を育てる喜びなどを“仕事の幸せ”として感じられるようになれるといいでしょう。
仕事にやりがいや生きがいを感じられる人はとても幸せです。
仕事に夢をもてるのも幸せなことです。
まずは自分なりの“仕事の幸せ”を自覚できるといいでしょう。
仕事がつらくなったり、やる気が出ない時などには、自分の“仕事の幸せ”を思い起こし、素直に「幸せだなぁ」と思うことで幸せを実感できるようになれるといいでしょう。
充実感は幸福感の一つです。しかも、けっこう心地よいものです。
一日の目標をもって生活することで充実感を感じることができます。
その日の目標を朝に、「今日はこれを仕上げよう」「ここまでやろう」「今日一日、精いっぱい働こう」などと確認し、達成できるように心がけて生活すればいいのです。
そして、一日の終わりに振り返って「今日もよくやった」と思えれば、充実感を感じられます。一生懸命に頑張った時ほど確かな充実感を得られるでしょう。
ただし、完璧主義や減点法は不幸になる考え方です。六・七割で「ヨシ」とし、「よくやった」と思うことが大事なポイントです。
自分がもっている幸せは、それがなくなった時、失った時のことを想像すると、その幸せの大きさがわかり、幸せを実感できます。今の自分の仕事がなくなった時、職を失った時を想像してみることで、「この仕事があるだけでも幸せ」と思えるようになれるといいでしょう。
“仕事の幸せ”を日々感じて生活できるようになれたらいいのではないでしょうか。