しあわせ日記

  人に左右されない

 人のやり方や行動が許せない、人の考え方や意見が気に入らない、人が自分の期待したようにしてくれない、人の習慣やクセが我慢できない、・・・。
 このようなことで、人にイライラしてしまった時に、「人は人、自分は自分」と考えれば、少しは“イライラ”を鎮められるでしょう。

 と言っても、実際に人にイライラした時には、なかなか「人は人、自分は自分」と思えないこともあるでしょう。
 そんな時には、次のようなステップで、幸せになる考え方を心がけてみてください。

 人にイライラした時には、まず「こういうこともある」と考える。
 イライラさせる相手には、「こんな人もいる」と考える。
 このような現実を受け入れる考え方ができれば、少しは心が落ちつくでしょう。

 そして、「人は人、自分は自分」と、自分の心に言い聞かせば、イライラがある程度おさまるのではないでしょうか(完全におさまらなくていい)。
 続けて、「こんな人のことを考えるより、○○しよう」のように切り替えられるといいのです。
 このような幸せになる考え方を心がけることを続ければ、少しずつできるようになれるでしょう。


│ 「人は人」と思えるようになる


 「人は人」も「自分は自分」も、頭でわかるのと、心で思えるのは違うのだと思います。
 「人は人」と頭ではわかっていても、ついイライラしてしまうのは、「人は人」と心から思えないからでしょう。
 イライラした心がなかなか落ちつかないのは、「自分は自分」と思えないからではないでしょうか。

 「人は人」と思えるようになるための幸せになる考え方は、次のようなものです。
・「こんな人もいる」と相手の存在を受け入れる。
・「こういう所もある」と相手の問題点を受け入れる。
・「違っていていい」と違いを受け入れる。
・「この人にはこの人の□□(考え方/やり方/生き方など)がある」と相手(のポリシー)を尊重する。
 このような考え方を心がけることで、「人は人」と心から思えるようになれたら、と思います。

 「あの人に比べて自分は・・・」などと考えてしまう、人の目思惑がすごく気になる人に嫉妬してしまう見栄をはってしまうなどというのも、「人は人(、自分は自分)」と思えないからではないでしょうか。
 そのために、つい人と自分を比べてしまうような不幸になる考え方がクセになっているのかもしれません。
 クセはすぐには直らないかもしれませんが、一つ一つの不幸になる考え方に対して幸せになる考え方を心がけていけば、少しずつ変えていくことはできると思います。


│ 「自分は自分」と思えるようになる


 「自分は自分」と思えるようになるためには、時間がかかるかもしれませんが、次のような心がけや努力を続ければ、少しずつ思えるようになれるのではないでしょうか。
・自分を悪くばかり考えない。自分の悪い所は受け入れつつ、自分のいい所も考えられるように心がける。
・自分をもつ。自分の価値観、自分が信じるもの、自分が大切にしたいもの、自分の生き方などを明確にもち、「自分はこれでいい」と思えるようになる。

 人のことが気になってしかたがないのは自尊心が足りないのではないでしょうか。
 「自信がない」などと、不幸になる考え方をしているのかもしれません。
 幸せになる考え方を心がけることで、少しずつ「自分は自分」と心から思えるようになっていけたら、と思います。


│ 自分を育てていく


 人にイライラしてしまうのは、「相手を変えたい」という思いが心の中にあるからではないでしょうか。「変わってほしい」という願望かもしれません。
 「人は人」で、相手が「そのままでもしかたがない」「今のままでもいい」と思えれば、イライラしなくてもすむはずです。
 そのためには、「こういう人もいる」「こういう(悪い)所もある」などと人を受け入れられるようになり、相手のイヤな所や多少のイヤな言動はできるだけ軽く受け流せるようになれたら、と思います。

 「自分は自分」と本当に思えるのなら、「人は人」とも思えるのではないでしょうか。
 人がどうあろうと、人が何をしようと、人が何を言おうと、人がどう思おうと、「自分は自分(でいい)」と思えれば、そんなに気にしなくてすむはずです。

 「自分は自分でいい」と言い切れるようになることは難しいと思いますが、「今の自分はそれなりにいい」とは思えるようになれると思います。
 欠点があっても、コンプレックスがあっても、悩みがあっても、慢性的な問題があっても、「今の自分はそれなりにいい」と自分の現状を受け入れられるようになれたら、と思います。

自分の問題とのつきあい方

 人の悪い所を軽く受け流せるようになることと、自分の現状を受け入れられるようになることは、人間としての成長だと思います。
 そのためには、「自分は育てていこう」と意識して努力したほうがいいのではないでしょうか。
 自分を育てていくことで、「人は人(でいい)、自分は自分(でいい)、違っていていい」と心から思えるようになって、人にあまり左右されずに生きられるようになれたら、と思います。


│ 幸せに暮らせるようになる


 人のことを気にしすぎてしまい、「人は人、自分は自分」と思えないのは、自分が今幸せでないからかもしれません。
 自分が幸せになれれば、「自分は自分でいい」とも思えるようになり、人のことはあまり気にならなくなるのではないでしょうか。
 そのためには、「(自分は)今は幸せ」と思えるようになることが大事です。

 「幸せに(暮らせるように)なろう」と努力すれば、少しずつ幸せに暮らせるようになれるでしょう。  「自分は幸せ」と思えるようになれば、人に左右されることも少なくなるのではないでしょうか。



   

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