しあわせ日記

  イヤな人とそれなりにつきあう

 世の中にはいろんな人がいます。イヤな人もいます。
 イヤな人でも、つきあわなければならない場合もあります。そういう相手とは「それなりにつきあおう」と考えてみてどうでしょうか。

 まずは、「こんな人もいる」と相手の存在を受け入れ、「この人にはこういう所がある」と相手の悪い所を受け入れ、「この人はこういう人」とわかった上で、「それなりにつきおう」と決心すれば、少しは心を落ちつけて対応できるでしょう。

人を受け入れる考え方

 それなりにつきあうために、まず大事なのは、相手と関わる時に、あまり苦しまないようにすることです。
 そのためには、「一時の事」と考えてみてはどうでしょうか。
 相手と直接関わる時間は、生活全体の中では限られているのではないでしょうか。「一時の事」と考えれば、多少イヤなことがあっても我慢しやすいでしょう。

 また、イヤなことがあっても、「こういうこともある」「気まずいこともある」「ある程度はしかたがない」「それなりの我慢は必要」などと覚悟すれば、多少のことは軽く受け流すことができるのではないでしょうか。

 人間関係で悩み苦しまないために、一番重要なのは相手といっしょにいない時には、相手のことを考えないようにすることです。
 イヤな人のことをふと考えてしまうことはあるでしょう。それはしかたがありません。それに気づいて、「いっしょにいない時にはイヤな人のことを考えるのはよそう」と考えればいいのです。
 さらに、「こんな人のことを考えるよりも、いいことを始めよう(考えよう)のように考えられると、なおいいでしょう。
 いっしょにいない時に相手のことを考えなければ、それだけ悩み苦しまなくてすむのです。

 それなりにつきあうためには、人づきあいにおける基本的なことはちゃんとやったほうがいいでしょう。
 たとえば、あいさつをする、相手の話をよく聞く、何かをしてもらったら「ありがとう」と言う、自分が悪かった時には素直に謝るなど。イヤな相手に対しては、より丁寧に接したほうがいいでしょう。

 それなりにつきあうためには、「ことわる」ことも必要でしょう。
 相手からの誘いや依頼をことわり、イヤな人とつきあう時間を減らせば、それだけ何かいいことに自分の時間を使えるでしょう。
 「それなりにつきあおう」と決めた相手に対しては、「(ことわりたい時には)ことわってもいい」と思いやすいのではないでしょうか。

 人間関係で悩み苦しんでしまうのは、「誰とでもうまくつきあえないといけない」のような思いがあるからかもしれません。
 イヤな相手とは「それなりにつきあおう」と決心することで、少しでもラクにつきあえるようになれたら、と思います。


│ 「それなりにつきあおう」と思えない


 「それなりにつきあおう、なんて思えない」という人もいるでしょう。
 その相手とイヤなことがあって、まだ感情がおさまらない時には「(それなりにでも)つきあおう」と思えないかもしれません。
 時間がたって感情が少し鎮まれば、「それなりにつきあう」と思えるのではないでしょうか。

 ひどい相手に対して「つきあいたくない」という思いが強いのかもしれません。
 どんなにイヤな相手でもつきあわなければならないこともあります。
 「つきあいたくない」けど「つきあわなければいけない」のような考えを続けていてもつらいだけでしょう。
 「しかたがない」と考え、「それなりにつきあおう」と考えたほうがいいのではないでしょうか。

 反対に、大事な相手に対して「それなりにつきあう」なんてできないと思ってしまう人もいるでしょう。
 「それなりに」という“いいかげん”な考え方に抵抗がある人もいるでしょう。

 大事な相手でも、イヤな人も自分とは合わない人もいます。
 自分が関係を良くしようと努力しても、相手によってはどうしようもないこともあるでしょう。
 「うまくつきあわなくてはいけない」と思い込んでしまうと、そうならないことに苦しんだり、自分を責めたりしてしまいがちです。

 つらい自分をそのまま放っておくのは自分を大切にしていません。
 「少し力を抜いて、それなりにつきあおう」と考えることで、ラクになれたほうがいいのではないでしょうか。


│ 感情をコントロールできない


 イヤな相手といっしょの時に、多少イヤな気もちになるのはしかたがないでしょう。「ある程度はしかたがない」「それなりの我慢は必要」と覚悟したほうがいいでしょう。
 イヤな気もちが強くなってしまうのは、そういう考え方を自分がしているからです。

 悪感情を高めないためには、余計なことを考えずに、幸せになる考え方を繰り返すことです。
 イヤなことがあっても、「こういうこともある」「一時の事」などと考える(心の中で言う)。
 「一時の事」「そのうちに終わる」と考えれば、我慢もしやすいでしょう。
 「大丈夫、大丈夫」などと考えることで、心を支えられるといいでしょう。
 また、「うまくやろう」なんて思わなくていいのです。「なんとかやり過ごせばいい」と考えればいいのです。
 幸せになる考え方をしても、完全に悪感情を消せるわけではありません。「(このぐらいは)しかたがない」「我慢、我慢」などと考えられるといいでしょう。

 イヤな時間をやり過ごすもう一つの考え方として、「ハオハオ」を使う方法があります。
 一度試してみて自分に合いそうなら、身につけるように努力することをおすすめします。
 私にとっては、感情をコントロールするために一番役に立つ考え方です。

 自分の感情をコントロールするために役立つ幸せになる考え方を見つけて、一つ一つ身につけていっていただけたら、と思います。
 「幸せになる考え方は、(頭では)わかるけど、できない」という方は、こちらもお読みください。


│ どうしても考えてしまう


 「イヤな相手のことを考えるのはやめよう」と思っていても、つい考えてしまうことはあるでしょう。
 そんな時には、「つい考えてしまうのはしかたがない。気づいて、考えを切り替えればいい」「気分のせい、気分転換をしよう」などと考えられるといいでしょう。

 人間関係で悩んで、つらい思いをしてしまうのは相手のせいもあるのでしょうが、「自分がイヤな相手のことを考えているから」と考えることもできるのです。
 ただ相手のせいとばかり考えているうちは、幸せになる考え方もなかなかできないでしょう。

 「いっしょにいない時にはイヤな人のことを考えるのはよそう」「あんな人のことを考えるより、やりたいことをやろう」「あんな人のことでイヤな思いをしたくない。今を大切にしよう」「幸せに暮らせるようになりたい。そのために、幸せになる考え方ができるようになろう」などと考えられたら、と思います。
 イヤな相手のことをできるだけ考えないようにするためには、相手のことを考えてイヤな気もちになったことに気づいたら、考えを切り替えればいいのです。何度でも。

 もう一つは、「気分よく生活しよう」と心がけることです。
 気分よく生活できれば、それだけイヤな相手のことをつい考えることも減るでしょう。



   

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