しあわせ日記

  一つの悩みで不幸に暮らさない

 生きていく中では、様々な悩みや問題があるでしょう。
 でも、「この問題があるから幸せに暮らせない」「この問題が解決しない限り苦悩の日々が続く」のように(無意識にでも)思い込んでしまうと、実際にそのようになってしまうでしょう。
 「悩みや問題があるのは当たり前」「悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らそう」と考えたほうがいいのではないでしょうか。

 幸せになる考え方を身につけることで目指すところは、
1.「悩みや問題をできるだけ減らそう」
2.「考える時間は、苦しまずに、よく考えよう」
3.「考えない時間は、少しでも幸せに過ごそう」
 この3つが実践できるようになれば、悩みや問題があってもそれなりに幸せに暮らせるようになれるでしょう。


│ 問題を抱えた時の幸せになる考え方


 大きい問題が発生した時には、強い感情に襲われてしまうことがあります。そういう状態では、なかなか幸せになる考え方はできません。
 まずは、少しでも心を落ちつけることが大事です。
 そのために役立つのが、「現実は現実」と受け入れる考え方です。

 「なんでことがあるんだ」「信じられない」のような思いが心の中にあると、それだけ悲しみや怒りなどの悪感情が湧きやすいのです。
 「こういうこともある」と考える(心の中で言う)ことができれば、少しは心が落ちつきます。

 悪い状況になって、「悲しい」「つらい」などと思った時に、「こんなことではいけない」のような思いがあると、ついそのことをあれこれと考えてくよくよしやすいでしょう。
 「こういう時もある」や「今、悲しい(つらい)のはしかたがない」のように考えられれば、悲しみやつらさに耐えやすいでしょう。

 また、自分の思うようにならない場合に、ふと「もうダメだ」「自分は弱い」などと思ってしまった時に、その考えをそのまま信じてしまうと落ち込んでしまうでしょう。
 「こんなふうに思ってしまうのも(今は)無理もない」のように考えることができれば、それほど落ち込まなくてすむでしょう。  ◇心を受け入れる

 「こういうこともある」「こんな気もちになることもある」「こんなふうに思ってしまうこともある」のような考え方は、「現実は現実」と受け入れる考え方です。
 現実に発生した問題、現実に感じたこと、現実に思ったことを、「信じられない」「いけない」「ダメだ」などと(無意識にでも)思っているうちは感情はおさまらないのです。

 問題が発生した時には、まず「現実は現実」と受け入れる(「こういうこともある」のように心の中で言う)ことで、心を少し落ちつけ、そこから現実的な対応を考えられるようになれるといいでしょう。

 ◇「受け入れる」ということ


│ 問題への対応の方針を決める


 何か問題が発生して、悩んでしまった時には、はじめにその問題への対応の方針を決めることができるようになれるといいでしょう。
 ほとんどの問題は、次の3つの中から対応の方針を選べるでしょう。
1.「その事・その問題は、考えないようにしよう」(問題化しない)
2.「動いて解決を目指そう」
3.「じっくりと考えて解決を目指そう」
 方針がはっきりすれば、それに沿った考え方もしやすいでしょう。

 問題化しないことで考える問題を少なくできれば、悩む時間も減ります。
 その分の時間とパワーを自分が幸せになれることに使えるのです。

 悩みやすい人には、「考えすぎ」の傾向があるのだと思います。
 動いて解決を目指せるようになれば、悩むことが減り、問題を早く解決できることも多くなるでしょう。

 問題について心を落ちつけて考えられるようになれば、悩み苦しまずに、よく考えることができるでしょう。よりよい解決ができるようになれるのではないでしょうか。


│ 問題を考える時の幸せになる考え方


 問題を考える際に、いちばんおすすめしたいのは「紙に書いて考える」方法です。
 頭の中だけで考えていると、いろんなことを考えすぎて、混乱してしまうことがあります。

 紙に書き出してみることで、問題を明確にすることができます。
 書いていく過程で、問題や考えを整理することもできます。
 難しい問題を考えていると、同じ考えを繰り返す“堂々巡り”になってしまいがちです。紙に書くことには、堂々巡りを防ぐ効果もあります。
 紙に書いて考える時間は集中して考えることができます。

 それ以外の時にはその問題を考えないように心がければ、悩みによる生活への悪影響も小さくすることができるでしょう。
 紙に書いて考える方法が身につけば、問題を抱えても「あまり苦しまずに、よく考える」ことができるようになれるでしょう。


│ 問題を考えない時の幸せになる考え方


 悩みがあるとついついそのことを考えてしまうものです。それはしかたがありません。
 そのことを考えているのに気づいて、「この事を今考えるのはやめよう」「あとで(考える時間に集中して)考えよう」などと考えられればいいのです。
 続けて、「○○を始めよう」と考えられるようになれれば、なおいいでしょう。

 「今だけは」と、今やるべきことに集中したり、今を愉しむことを心がけるのもいいでしょう。
 つい考えてしまうのは「気分のせい。気分を変えよう」と考えることもできるでしょう。

 また、悩みがある時ほど楽しむ時間を大切にしたほうがいいのです。
 一日中悩み苦しんでいたら、心身ともに疲れ切ってしまいます。
 いい精神状態で問題解決を目指すためにも、問題を考えない時には、できるだけ生活を楽しむことが大事なのです。

 以上のようなことが実践できるようになれれば、悩みや問題があってもそれなりに幸せに暮らせるようになれるでしょう。



   

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