しあわせ日記

  10段変速の自転車

 11月26日が誕生日のチャールズ・シュルツ(1922年生まれ)の言葉。

 『人生は、10段変速の自転車のようなもの。
  誰もが、自分がもっているものの大半は使っていない』 チャールズ・シュルツ

 誰の人生にもいろんな可能性があるのでしょう。
 でも、実際に活かせるのはほんの一部なのでしょう。

 10段変速の自転車なら、いちばん軽いギアを使えば、相当の上り坂も登ることができるはずです。でも、平地しか走ろうとしない人も多いのでしょう。高い所に登れば、素晴らしい景色が観られるかもしれないのに。
 10段変速の自転車なら、いちばん重いギアを使えば、けっこうなスピードで走れるはずです。でも、のんびりしか走らない人も多いのでしょう。速く走れば、遠くの目的地にも比較的早く到着できるのに。
 もしかしたら、自分には10段変速の能力があることを知らないのかもしれません。

 人生の中でギアチェンジをしたことがない人も多いのでしょう。
 多いのはずっとふつうのスピードで走り続ける人でしょう。時には、ギアチェンジをしてペースを変えてみるのいいのではないでしょうか。
 一方、全速力で走っているような人もいます。「もっと、もっと」とスピードを上げて苦しんでいる人もいるでしょう。そのような「モア・イズ・ベター」の生き方はどこかで捨て、シフトダウンしたほうがいいでしょう(急いだ心をスローダウンさせるための幸せになる考え方)。
 ふつうに走る時期、全速力で走る時期、上り坂も登る時期、ゆっくり走る時期など、自ら人生をギアチェンジできるといいのではないでしょうか。

 今の自分に合ったペースで生きられるように、ギアを選択できるようになるといいのでしょう。
 マイペースをつくるコツは、自分なりの物差しをもつことではないでしょうか。



   

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