しあわせ日記

  さくらの日

 3月27日は「さくらの日」。
 「3×9(さくら)=27」の語呂合せと、七十二侯の一つ「桜始開」が重なる時期であることから、だそうです。
 「日本の歴史や文化、風土と深くかかわってきた桜を通して、日本の自然や文化について関心を深める日」とのこと。

 今年も桜の花を楽しめる季節がやってきました(2014年のさくらの開花状況)。
 桜の花を見る時期は、開花の頃から、五分咲き、八分咲き、満開へと、それぞれ楽しめます。
 桜は見る時刻によっても、感じ方が変わります。春うららの昼間もいいですが、さわやかな朝の桜もいいですよ。光に照らされた夜桜もいいですね。
 そして、“散り際”がまたいいんですね。はらはらと散るのもよし、風に舞い散る花吹雪もよし。

 桜を楽しむ方法としては、お花見をイベントとして、企画したり、参加したりすることもできます。
 桜の花の下にビニールシート(昔は“ござ”)を敷いて、お弁当とかお酒とか持っていって楽しんじゃおうって、あまりお金もかからないし、いい慣行ではないかと思います。

 「今年、お花見に出かけますか?」(アサヒビール)によると、6割以上が「お花見に行く」そうです。
 一人で見るのもよし、二人で見るのもよし、家族で見るのもよし、仲間とお花見を楽しむのもいいでしょう。
 そろそろお花見の予定を立てるのも楽しいのではないでしょうか。

 『さくら さくら 今 咲き誇る
  刹那に散りゆく 運命と知って』 森山直太郎 「さくら(独唱)」より

 散りゆく運命とわかっているから、短い期間に咲いている今がより美しく感じられるのかもしれません。

 『満開の桜や 色づく山の紅葉を
  この先いったい何度 見ることになるだろう』 竹内まりや 「人生の扉」より

 散りゆく運命は人間も同じです。

 『君たちだってガンになることがある。ガンになって、
  治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。
  そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう』 養老孟司

 自分の人生を大切に思える方法の一つが「死を想う」ことです。
 時には、このようなことを考えてみることで、今生きることを少しでも大切にできたらいいのではないでしょうか。

 「花を美しいと思える心」が大切だと思います。そういう心があれば、他の幸せも感じやすいでしょう。

 『美しいと 思う心が 美しい』 相田みつを

 また、「楽しもう」という意識があるといいでしょう。
 楽しめないのは心の余裕がないからかもしれません。
 反対に、桜などの季節を楽しむように心がけることが、心に余裕を生み、幸せに暮らしやすくなることにつながるのではないでしょうか。
 何かを楽しむために必要なのは“素直な心”かもしれません。



   

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