しあわせ日記
7月4日(火) 人が変わること
『バカの壁』(養老孟司)より、
君たちだってガンになることがある。ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう。
ガンの告知で桜が違って見えるということは、自分が違う人になってしまった、ということです。
もし、「桜の花をみられるのも今年だけか」と思えば、見方も変わるでしょう。
よく見てみれば、今まで気づかなかった何かに気づけることもあるかもしれません。
桜の生き様をヒントに何か考えることもあるかもしれません。
少なくとも、桜の花の美しさをより感じられるのではないでしょうか。
人が大きく変わることが、まれにあります。
大きい挫折、大切な人との別れ、大病、投獄などの後に多いそうです。
宇宙から地球を眺めて帰還した宇宙飛行士には大きく変化した人が多いと本で読んだことがあります。
何かをきっかけに、「自分にとって本当に大切なものは何か?」「なんのために生きるのか?」などと、すごく考えた結果、価値観や考え方が変わるのだと思います。
価値観が変われば、心(感じ方も望むものも考え方)も大きく変わるでしょう。
生活の中で大切にしたいものが変わり、「○○を大切にしよう」と思えば、行動も変わり、心も変わるでしょう。
「自分は○○のために生きたい」というものが見つかれば、それを中心とした生活・生き方に変わり、心も変わるでしょう。
『心が変われば、態度が変わる。態度が変われば・・・人生が変わる』
桜の花は毎春、同じように咲きます。
それが違って見える、感じ方が変わるということは、自分が変わったということでしょう。
同じように、自分(の心[主に、考え方])が変われば、いろんなもの(事/人/物)の感じ方が変わります。
人が大きく変わることはめったにないでしょうが、「こうなりたい」という心がけを続ければ、少しずつ変わっていくことはできると思います。
幸せになりたければ、(少しでも)幸せを感じられるような考え方と(少しでも)不幸(な気もち)にならないような考え方を心がけたほうがいいでしょう。(このHPが少しでもお役に立てれば、幸いです)
「もし自分がガンで、あと半年の命だとしたら・・・」と考えてみると、自分を変えるきっかけにできるかもしれません。