しあわせ日記
7月5日(水) 人生の意味
『バカの壁』(養老孟司)より、
人生の意味、という問題は、今でも非常に重要です。ドラッグが流行っていることから見ても、人生は無意味だと思っている現代人が実に多いように見えます。人生の意味について考えていくことが、個人にとっても共同体にとっても、非常に重要なことなのではないか。
人生の意味とか、人生の価値とか、人生の目的とか、わからなくても問題なく生きていけるでしょう。
でも、自分の人生を粗略にするのは自分のためによくないのではないでしょうか。
自殺は自分の肉体と人生をすべて損なう行為です。
自分の人生を損なうような犯罪をしてしまった人をニュースでよく目にします。
ドラッグ(麻薬など)も自分の心身と人生を害するでしょう。
他にも「バレなければ大丈夫」と悪事を働くのは、自分の人生を損なうことになるのではないでしょうか。
このような行為をしてしまうのは、自分(の存在/人生)を無意味・無価値だと思っているからかもしれません。
このような行為はしなくても、自分(の人生)を大切にしていない人がたくさんいるような気がします。
つまらない生活、怠惰な生活、退屈しのぎだけのような生活を続けるのは、自分の人生を大切にしていないと思います。
不幸な自分をそのまま放っておくのは、自分を大切にしていないと思います。
自分に厳しすぎるのも、自分を甘やかしてばかりいるのも、自分を大切にしていないと思います。
幸せになろうと努力しないのは、自分(の人生)を大切にしていないと思います。
人生の意味や価値や目的はすぐにはわからないかもしれませんが、「なんのために生きるのか?」を考えることも、時には大事なのではないでしょうか。
自分なりの人生の意味や人生の目的を見つけられた人は幸せだと思います。
「幸せを感じたことがあるのなら、今まで生きてきた意味・価値はある。
今後幸せを感じられる可能性があるのなら、これからも生きていく意味・価値がある」
と私は考えます。
そういう意味でも、人生の目的として「幸せ」を提案したいと思います。
反対に、自分(の人生)を大切に生きることが、自分(の人生)の意味や価値や、幸せを生むのではないでしょうか。