しあわせ日記
7月6日(木) 悩むのが当たり前
『バカの壁』(養老孟司)より、
人間は悩むのが当たり前で、生きている限り悩むものなのです。それなのに悩みがあること、全てがハッキリしないことを良くないことと思い、無理やり悩みを無くそうとした挙句、絶対に確かなものが欲しくなるから科学なり宗教なりを絶対視しようとする。
誰でも悩むことがあるのが当たり前、より良く生きようと思えばなおさらだと思います。
いくら考えてもわからないこともあり、悩ましい気もちになるでしょう。
悩ましい気もちは悪い気分として残ります。悪い気分の原因探し・犯人探しをして、ついまた考えてしまいます。
少しでも気分が悪いと我慢できない人もいます。
(無意識にでも)悩みや問題があってはいけないと思っていたら、悩んでばかりいることになってしまうでしょう。
『悩んでも悩まない、そういうように感じることができれば、
人生は決して心配することはない』 松下幸之助
困難な問題があっても「あまり苦にせずに、よく考える」ことができればいいのでしょう。
そのためには、悩みや問題があることはまず現実として受け入れた上で、問題への対応を落ちついて考えることができればいいのではないでしょうか。
反対に、悩まないために“考えない”ほうがいいことも多いと思います。
中には、(今の自分には)解決できない問題もあるでしょう。
そういうものは慢性的な問題としてうまくつきあっていく覚悟ができたら、と思います。
問題を解決するまでには時間がかかることもあるでしょう。
悩みや問題を抱えている時間はあって当たり前と考え、悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。
生きている限り問題はなくならないし、解決できない問題もあると思います。
無理やり悩みを無くそうとして、現実の生活を損なうような解決方法に依存しないほうがいいと思います。
悩む(よく考える)ことで成長できる面もあります。自分が成長すれば、それだけ悩む(苦しむ)ことは少なくなるでしょう。
自分を育てながら、少しずつ幸せに暮らせるようになっていけたらいいのではないでしょうか。