君が或ることに不満をいだくときには、つぎのことを忘れているのだ。すなわちすべては宇宙の自然に従って起ること、また犯されたあやまちは他人のことであること。その上、すべて起ってくることはいつでもそのように起ったのだし、将来も起るであろうし、現在も至るところで起っているのであること。(中略)何か不満を感じるのは、自分の望み通り・思い通りにならないことがあるからでしょう。
すべては主観にすぎぬこと。各人の生きるのは現在であり、失うのも現在のみであること。以上を忘れているのだ。
次の日の日記 最新の日記 『自省録』マルクス・アウレーリウス ホームページ |